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菅野、侍ジャパン内定!11月日米野球で日の丸エースへ第一歩

2014年7月25日6時0分  スポーツ報知

 巨人の菅野智之投手(24)が、今年11月に開催される日米野球での侍ジャパンに内定していることが24日、分かった。17年開催予定の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でのエース候補として期待される右腕は、25日の中日戦(ナゴヤD)へ向けナゴヤ球場で練習。まずは、自身後半戦初戦で新人から2年連続2ケタ勝利となる10勝目を挙げ、日本代表にふさわしい投球を見せつける。

 侍ジャパンのユニホームに菅野が初めて袖を通す。今季は開幕投手を務め現在リーグトップタイの9勝。防御率2・15は、今月17日に代表入りが発表された広島・前田に次ぐ2位と成績は申し分ない。2年目のジンクスをはねのけ、首位のチームの中心として活躍している点も評価された。

 今年11月の日米野球で侍ジャパンを指揮する小久保裕紀監督(42)はチームを編成する上、守備を重視する方針で、先発投手にも重きを置いている。正式な発表は今シーズン終了後になるが、存在感ある菅野の投球内容に監督含めジャパン関係者が早々に内定を決めたもようだ。

 菅野も代表入りを目標にとらえていた。今年1月、母校・東海大で原監督とともに行った講演会で指揮官から「次のWBCではエースになる覚悟でやるでしょう。そして、20年東京五輪で野球が復活すると思う。その舞台で大いに戦ってほしい」と激励された。右腕も「20年になると30歳くらい。東海大卒業生として恥ずかしくない成績を残して、世界で活躍できるように頑張りたい」と意気込みを語っていた。

 ふさわしい投球で後半戦をスタートさせる。この日はナゴヤ球場でダッシュやキャッチボールなどで調整。2012年の沢村以来、球団史上9人目となる新人から2年連続2ケタ勝利に王手をかけている。「ひとつの区切りではあるので早めに勝って次の目標にいければいいです」。もちろん通過点にしか過ぎないが、一流投手の証明である10勝を自身の後半戦開幕で一気に決めてみせるつもりだ。

 中日戦は過去6戦4勝1敗。特にナゴヤDは3戦3勝と得意としている。傾斜のある敵地のマウンドに「投げやすいし、好きです。2、3戦目の投手が楽に投げられるようにしたい。データ勝負も大事ですけど、これからは、より自分の投球ができるかが大事になる」と責任感をにじませた。巨人のエース、そして日本のエースへ。菅野がその階段を着々と上る。

 ◆G菅野の代表歴 東海大2年時の09年日米大学野球日本代表に選出され、抑えを任された。この年の11月、U―26NPB選抜と対戦し、中田(日本ハム)を三振に斬るなど2回無失点。3年時の世界大学野球選手権大会ではキューバのデスパイネ(ロッテ)を相手に神宮で自己最速の157キロを計測した。4年時も代表に選ばれるなどジャパンの常連だった。

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