２６日先発予定の内海、コーチ６人が視察！エースを叱咤激励

　２６日の中日戦（ナゴヤＤ）に先発する巨人・内海哲也投手（３２）が２４日、ナゴヤ球場のブルペンに入り４７球投げ込んだ。左肩痛もあり前半戦１勝に終わったエースの復調を願い、６人のコーチ陣が見守る異例の練習を終えた左腕は「ボチボチです。（後半戦は）１試合でも多くチーム貢献できるように頑張ります」と気合を込めた。

　背番号２６の周りに自然とコーチが集まった。左腕がブルペンに入ると、川口、斎藤、田畑の３投手コーチが捕手の後ろからチェックを開始。右打者の外角に球威ある直球が決まると、川口コーチが大きくうなずきながら「今の！　今のだよ！」と声を上げ、もり立てる場面もあった。

　野手の練習が早めに終わると、村田打撃兼バッテリーコーチが左腕の後ろに来て笑顔で声をかけながら見守った。その後は川相ヘッド、橋上打撃コーチまでもが担当分野を超えて視察した。後半戦に内海の活躍は欠かせない。それだけ皆が心配し、そして期待している証拠の輪となった。

　川口コーチは「今日はいい球、悪い球がはっきりしていた。後半戦は全員で勝負をかける。彼がその一員であることは間違いない。ナゴヤＤは広いし、持ち味の緩急を生かせれば。まだ巻き返せる」と左腕の経験、底力を信頼。何度も修羅場をくぐり抜けてきた内海。真価が問われる後半戦で皆の期待に応え、その実力を発揮する。（岸　慎也）