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「朝鮮人強制連行」大阪にも偏向銘板 茨木市「歴史認識に誤り」と府に撤去要請へ
市関係者によると、市が作った当初の文案では「強制連行」に触れていなかったが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)のメンバーら数人から「もっと日本の加害に踏み込め」と抗議を受け、「強制連行」の文言が入ったという。
府によると、「強制連行」と記載された銘板はほかに、生玉公園地下壕跡(大阪市天王寺区)や大阪城公園(同市中央区)、タチソ地下壕跡(高槻市)の旧軍施設跡にある。いずれも戦後50年記念事業として、ほぼ同時期に設置された。
銘板に疑問を抱いた市民団体「戦争資料の偏向展示を正す会」が平成21年夏、「強制連行の定義や根拠が不明」として、橋下徹府知事(当時)に対する質問状で銘板の文言変更か撤去を求めた。だが、府は戦後50年当時は過去の戦争や植民地支配を謝罪した『村山談話』があった▽教科書に一般用語として使われていた-などと拒否した。
茨木市の木本市長は産経新聞の取材に対し「こんなひどいことが書かれているとは思いも寄らなかった。早急に外したい」と強調。一方、府人権局は「社会情勢などの変化や国で『強制連行』という用語の使い方が不適切だというのであれば記載内容を改める必要があるが、現時点ではその必要性は出てきていない」との見解。銘板の撤去を検討する予定はないが、茨木市から要請があれば「協議したい」としている。
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