エキノコックス

新年早々、役所から封書が来た。
 中を開けると、「札幌市内の室内飼育犬におけるエキノコックス感染例について」というタイトルで、文書が入っていた。

 昨年から、プレーリードックの野兎病、プレーリードックのペストなど、動物から人へ感染する病気(人畜共通伝染病)の話題が続く。

 エキノコックスとは、キタキツネや犬の腸内で体長5ミリ前後の成虫となる寄生虫である。日本では、北海道にしかいないとされる。
 キツネや犬は発病しないが、人が感染した場合は、重い肝機能障害を起こす。

 詳しいことは、北大・獣医・寄生虫学ホームページ http://133.87.224.209/index.html に記載してあるので、参照のこと。

 今回、ニュースになった理由は、初めて室内犬に感染が見つかったためである。人との接触が多い室内犬に感染があったことで、早急な対策が必要と判断したためである。