加入率は、62.4% | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
福岡市動物管理センターのホームページを見て、ふと疑問に思った。 犬猫の収容・殺処分の事業統計は載せているが、犬の登録頭数と狂犬病予防注射数の事業統計は載せていない。 何故なんだろう?載せてもいいと思うのだが、、、 福岡市のホームページから、生活衛生関係事業統計というものがあったので、 そこから引用してみた。 |
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表1 福岡市の年度別方法別の登録の状況
新規登録は、19年度をピークに、少しずつ減ってきている。
このような表を、福岡市動物管理センターのホームページに載せてもいいと思うのだが、何故載せないのだろう?犬の登録と狂犬病予防注射の実施を啓蒙する所轄なのに、何故だろう? 表3 福岡市内の動物病院数と福岡市獣医師会に加入・未加入の動物病院数
表3の数字のデータは、福岡市動物管理センターのホームページの「狂犬病予防注射を受けられる市内の動物病院一覧」から引用してきた。福岡市獣医師会の加入率は、62.4%である。
この数字が高いとみるか、低いとみるかは、意見の分かれるところだが、一般常識からいって、かなり低いと思う。 表4 福岡市内の動物病院1件あたりの年間注射済票交付件数(推定)
表4は、福岡市獣医師会加入動物病院とそうでない動物病院に、年間頭数に違いがあるかの表であるが、そんなに差はない。市獣以外が交付した狂犬病予防注射済証には、福岡市周辺の市町村の動物病院が交付したものも含まれるので、未加入の年間実施頭数は、若干下がる。ちなみに、私のところで行う狂犬病予防注射 頭数は、年間500頭を超える。
表5 22年度の福岡市の福岡市獣医師会への補助金、委託料
表5は、平成22年度に、福岡市が福岡市獣医師会に支払った補助金と委託料である。表1、表2にあるように、登録と注射済票交付は、福岡市獣医師会に委託しているので、当然、委託料が支払われている。登録については、登録手数料の10%、注射済票については、交付手数料の20%が支払われている。
(注:委託料は、昭和63年当時。現在は不明だが、同額か値上げしているかもしれない)
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ここからは、福岡市獣医師会に未加入の獣医師としての意見ではなく、ひとりの福岡市民としての意見を言わせてもらう。 事業補助金とは、何なんだろう?猫の所有者明示推進事業補助金とは何だろう? 福岡市獣医師会のホームページを見ても、福岡市からの補助金で、こういうことをしているとは、 何一つ掲載されていない。かつて、補助金に関する提言で 廃止を提言されたのに、未だに形を変えて残っている。 市政だよりに記載してある動物愛護週間行事に何故福岡市獣医師会は参加しないのだろう。補助金をもらっているのに、、、。一市民としては不思議に思ってしまう。
登録と注射済票交付委託についても、何故、福岡市獣医師会だけに委託するのだろう?特定非営利活動法人福岡市狂犬病予防推進協会が、何年も前から、福岡市に申請しているのに、未だに認めない。加入率60%ちょっとの福岡市獣医師会だけを厚遇するのは何故だろう?
加入率60%ちょっとの福岡市獣医師会だけに、福岡市民の血税を使って厚遇するのは、はっきり言っておかしい。委託とか補助金を止めれば、年間400万円以上の福岡市民の血税が浮き、もっと他の有益なことに使えるはずである。 |