京都府警:2署から捜査関係書類、和菓子店にファクス送信

毎日新聞 2014年07月24日 21時12分

 京都府警下鴨署と宇治署の署員が今年5月と今月、京都地検に送るべき捜査関係書類を誤って京都市内の同じ和菓子店にファクス送信していたことが分かった。「警電」と呼ばれる専用回線で設定された地検の番号を、間違えて一般回線で送ったのが原因。2件とも直後に誤りに気づき書類は回収したという。府警総務課は「事前に登録した短縮ボタンを利用するなど基本を徹底し、再発防止に努めたい」としている。

 府警によると、下鴨署刑事課の20代の男性巡査が5月1日、事件被害者の個人情報が含まれる捜査書類を和菓子店に誤って送信。また、宇治署交通課の50代の男性巡査部長が7月2日、道路交通法違反容疑の女性の名前や住所が書かれた捜査書類を同様に誤送信した。【山田英之、岡崎英遠】

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