電波時計

 左の写真は、当院の電波時計対応のタイムカード器である。

 昔は、電波時計などなく、診察終了の時など、病院内にある時計を見て、一番最後に終了時間になった時計で、病院を閉めていた。時には、電話で、時報を聞いていた。

 ある時、タイムカードの時計が、いつの間にか、1分ぐらい早くなっていた。
 それで、スタッフに文句を言われた。
 スタッフにとっては、始業ぎりぎりに来たのに、遅刻になってしまったり、終業時間終了後にタイムカードを押したのに、終業前になってしまうのが、腹立たしかったのだろう。

 それで、電波時計対応のタイムカードの器械にした。2004年頃かな。

 その頃から、電波時計は普及し、当院の時計は、今はすべて電波時計にしている。

 最近は、パソコンの時計も正確な時間を表示するし、テレビもデジタルになって、正確な時間を表示する。携帯電話もそうみたいだ。
 昔、知り合いの動物病院の先生のパソコンを見たら、パソコンの日付が1日前だったことがあった。
 そんな時代もあったのだ。

 以前のアナログのタイムカードの器械を知り合いの先生が欲しいと言うので、無償であげた。

 しばらくして、「使用した感じはどうですか?」と聞いたところ、「使っていない」という返答だった。「どうして?」と聞くと、「タイムカードをつけると、時間外料金を支払わないといけないから」という返答だった。

だったら何故欲しいと言ったのか、わからなかった。
対外的なポーズを示したかっただけなのだろう。

 私のところは、スタッフの勤務時間は、この電波時計対応のタイムカード器で行っている。
 給与計算ソフトに入力して、時間外勤務手当は、満額支払っている。