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神眼の勇者 作者:ファースト

古城の吸血鬼

 俺はマスター・ギース(師匠)の前で、基本中の基本である丸太突き千本を行っていた。
 めんどくさがりで、努力は苦手の俺だが、稽古に励んでいた。
 ムカつく勇者アベルをブッ飛ばすためにもなると思うと、やる気が出てくるのだ。
 師匠には、脇の締め方や、腰の落としかた、前進時の足さばきなど、基本だが、最も大切な部分をまずは教わった。
 俺としては、奥義的な必殺技をすぐに教えて欲しいが。
 まぁ、武術というものは基本をおそろかにしてはいけないのだろうけど。
 …………例え、丸太術、でも。

 昨日の夕方、マスター・ギースからもしよければ、武術(丸太術)を教えると言ってもらえた。
 師匠の凄さは知ったし、俺はその場で弟子入りした。
 弟子入りのデメリットは特に無さそうだったし。
 そして翌朝からさっそく、ユグドラシル聖神木セイシンボク流・丸太術を俺は教わることになったのだ。
 マスター・ギースの話では、開祖サイファが世界樹とも言われている聖神木ユグドラシルの下で十年以上座り続けた末に開眼し、編み出した武術らしい。

 身に付けるのが剣術や槍術ではなく、『丸太』術というのが、少々……いや、かなり……ひっかかりはした。
 しかし、強くなれるなら、この際、丸太でも構わないと開き直る事にする。
 それに、丸太術を身に付ければ、あのムカつく勇者アベルを丸太でブッ飛ばす未来が、より実現に近づくと思うし。



 早朝の稽古後、俺はミリアとカチュアの二人に清潔なタオルで、顔や上半身の汗を丁寧に拭いてもらう。

 服を着た後、
「マスター・ギース。やはり吸血鬼退治に協力はしてもらえませんか?」
 と、言ってみる。

 師匠であるマスター・ギースは首を横に振った。

「儂が討つ吸血鬼は養娘であるミラの仇のみ。それに、儂は人間の敵でも味方でもない……いまさら吸血鬼側につくつもりもないが。しかし、今回、マコト達と協力して、ミラの同胞である吸血鬼を倒すのに、直接手を貸すことまではできない…………すまんな」
「……いえ」

 吸血鬼退治に、鬼強い師匠マスター・ギースが協力してくれたら、まさに鬼に金棒なんだが。
 いや、鬼に丸太なんだが。
 しかし、師匠には、師匠の深い事情があるようなので、諦めるしか無い。
 師匠には人間の味方となり、吸血鬼全般と敵対できない事情があるようなのだ。

 なにせ…………師匠、人間じゃないし。

 昨日の夜、断ってから神眼でステータスを見せてもらった。
 そして、俺は師匠が人間でないことを知った。
 いや、正確には、純血の人間ではない、ことを知った。
 師匠マスター・ギースは――人間と吸血鬼の混血だった。
 吸血鬼の父と人間の母との間に生まれたのが師匠だ。
 さらに、巨人の血も混じっているらしい。
 母方の祖先に巨人がいたらしいので。
 血の濃さで言えば魔物寄りであった。
 ただ、立場的には中立とのこと。
 また、この国――神聖ガープ帝国領において、名誉人類でもあるらしい。
 色々と、事情や立場、しがらみもありそうだし、吸血鬼退治協力の無理強いは出来ない。
 今、俺を鍛えることは、間接的に少なくとも一人の吸血鬼にとって不利になるかもしれないけど。
 だが、そこまでは師匠も気にしていないようだ。

「マコト。儂はこれから迷宮都市ラナにしばらくの間、居を構えるつもりだ…………古城にいる吸血鬼はミラの仇である真祖たちとは違うようだが、かの大迷宮の最奥部に、真祖の一人が逃げ込んだという噂を聞いてもいるのでな」
「あ、じゃあ、俺の稽古は――」
「次からは、迷宮都市ラナでつけるとしよう――大迷宮の中でならモンスターを相手とした実戦形式の稽古もつけやすいので丁度いい」

    ◆

 昼近く。
 師匠は影の中にいるカーミラと共に、迷宮都市ラナに向かったし、そろそろ、古城へ吸血鬼退治に向かうとするか。
 倒せそうになければ、即、撤退はするけど。

 ジェイク達に声をかける。
 やはり、彼らも吸血鬼退治に行くつもりのようだ。

 ……無謀な気はするけどなぁ。

 彼らは《QUEST Ⅲ》の報酬である金貨五十枚に目が眩んでいると思う。
 それに、散々食べまくった豚汁の代金を払えないという寂しい懐具合の事情もあるのだろう。

 また、
「あのアベルって言う糞野郎を悔しがらせる為にも、先に吸血鬼をブッ倒してやりましょうやっ! マコトの兄貴さえいれば、吸血鬼も怖くねぇしっ」
 と、ジェイク達は言っていた。

 吸血鬼退治は、勇者アベル個人に対する意趣返し的意味合いもあるのだろう。
 吸血鬼にトドメを刺した人間が報酬の半分、金貨二十五枚を手に入れるという条件で、、俺はジェイク達とのPTを継続もした。

   ◆

 吸血鬼が棲むという古城まで馬車で移動する。
 馬車の荷台には、木工師ガストンの弟子である青年に頼み、先を尖らせてもらった聖なる丸太杭を人数分、積んでいた。
 ジェイク達は二人一組で丸太杭を持ち、突撃する予定だ。
 余った丸太杭は、予備である。
 木工師ガストンが意匠を凝らした聖なる杭は、昼になっても結局、二本しか制作出来ていなかった。
 仕方ないので、ミリアとカチュアにそれぞれ一本ずつ持たすことにする。
 今回、彼女たちに近接戦闘をさせるつもりはないが。
 彼女たちの役目は主に魔法による支援だ。
 吸血鬼にトドメを刺す際、場合によっては、彼女たちに預けている聖なる杭を手渡してもらったりすることもあるかもしれないが。
 ミリアとカチュアは、アイテム渡し役も兼ねているのだ。

「ミリア、カチュア。何度も言うが、吸血鬼退治に無理についてくる必要はないぞ。危険だし、馬車で待機していてくれても構わない」

 馭者ぎょしゃをしているミリア、それから、二人掛けの馭者台で姉の横に座っているカチュアに俺はそう声をかけた。

「いえ、マコト様のお手伝いをぜひさせてくださいっ!」
「……ください、です」

 ミリアとカチュアの返事は、決まっていた。

「私たちでも、マコト様の身代わりぐらいは、出来ると思いますし」
「…………いざとなれば……盾にしてくれてもいい、です」

 献身的な事を言ってくれる奴隷少女たち。

「お前達を身代わりや盾に出来るわけがない。見捨てたりもしない。吸血鬼にかないそうになかったら、みんな一緒に逃げよう」
「マコト様……」
「……ご主人様……」

 当たり前に事を言っただけだが、奴隷少女達の好感度がまた上がった気はする。
 もっとも――と、俺は徒歩で馬車についてきているジェイク達を窓からチラリと見る。
 ジェイクたちまで面倒みることは、今回難しそうだけど。
 むしろ、撤退時に、俺やミリア、カチュアが逃げ出せる可能性を上げる為、彼らとのPTを継続している面もある。
 彼らには気の毒だが、俺の優先順位としては自分自身と奴隷少女達の方が上なのだ。
 ジェイク達も新米とはいえ冒険者である。
 リターンは大きいが、リスクも高い今回のクエストに参加するのだから、それなりに覚悟もしているだろうし。

「ハッ! お先っ!」

 あ。
 白馬に乗った勇者アベルが俺達に追い抜き、そして追い越して行った。
 せっかく、アベルより先に町を出発したのになぁ。

 …………まぁ、仕方ない。

 ジェイク達は、徒歩しか移動手段がないし。
 と、思って山道を進んでいたら、勇者アベルが馬から降りて待ち構えていた。

 ?

 なんのつもりだ?
 アベルが広くない山道の真ん中に立っているので、こちらも止まるしかなかった。
 ジェイク達に合わせ、徒歩の速さで進んでいた馬車を止める。
 こちらをじっと見ながら、勇者アベルが近づいてくる。
 その視線は俺ではなく、ミリアに向けられていた。
 いや、正確には、ミリアの豊かな胸に向けられていた。
 そう言えばさっき、馬車を抜き去る時、横目でミリアの胸を見ていたような?
 馬車の揺れに連動して、揺れていたミリアの爆乳をチラ見した気がする。

「おい、何か用なのか?」

 俺が声をかけても勇者アベルは返事をせず、無視しやがった。
 馬車まで数歩、といった距離までアベルが近づいてきて――

「「っ!!!???」」

 な、なんだっ?
 突然、ミリアが胸を両腕で抱きかかえてうずくまった。
 カチュアも、両手で口を押させて気持ち悪そうにしている。
 なにが、起きたんだ?

「ミリア、カチュア、ど、どうした?」
「わ、わかりません。突然、胸に違和感が…………痛みも……」
「……く、唇がベトついて気持ち悪い……口の中も……」

 ま、まさか…………。
 俺はハッとして、勇者アベルを見る。
 アベルは、白馬にちょうど飛び乗っていた。
 時間を……止めた?
 そして、止まった時間の中で――

 っ!

 俺にある映像が視えてきた。
 色が無いことから、過去視だろう。
 今さっき、起きたことの映像だった。

 時が止まった世界で、アベルは――人形のようになっていたミリアの胸を揉んでいた。
 好色な笑みを浮かべながら。
 両手で、それも相手の事を考えない自分本位な揉み方だった。
 さらに、アベルは、姉と同じく人形のようになっていたカチュアの唇を奪った。
 口内に舌までいれて。
 その後、アベルが自分の白馬に駆け寄ったところで、映像が消えた。

 …………。
 ……あ、あの野郎……

 俺の中で、勇者アベルに対する怒りが燃え盛った。
 白馬を駆けさせ、馬車では追い付けない速度で走り去っていくアベルの背を憎しみと共に睨みつける。

「胸に……あ、痣が、出来ています、こ……怖い……」

 馬車の中に引っ込み、自分の身体を確認していたミリアが、怯えながら報告してくれた。

「……うう……本当に気持ち悪い……泥水でもいいから口をススぎたい、です」

 カチュアが唇を手の甲で何度も拭いながら、心底気持ち悪そうにしていた。

 ――ブッ飛ばす。
 ――次に勇者アベルと会った時は、必ずブッ飛ばしてやる。

 俺は、拳を握りしめながら決意した。



 なんとか夕方になる前に、山の上にある古城についた。
 かなり古ぼけている城で、蔦が好き放題にはってもいた。
 ルーアンの町長エンリケさんの話では、以前、ルーアンも含め、周辺の小さな町や村を統治していた領主の居城だったらしい。
 流行病で前・領主が全滅してからは、だれも住みつかず、荒れ放題らしい。
 その前・領主が死後、吸血鬼化した――可能性はあると思う。
 また、前・領主に関していくつかの噂を町の人間たちから聞いた。

 ●前・領主は怪しい黒魔術に凝っていた。
 ●幼女愛好家の疑いもあった。
 ●前・領主には同じ城に住んでいた弟がいて、同時期に流行病でなくなった。
 ●その弟は、存在を疑われるほど、他者に目撃されていない。
 ●領主兄弟は、ひょっとしたら双子かもしれないという噂があった。
 ●この世界、特にこの地方では双子は忌み嫌われている

 などなどだ。
 死亡した前・領主が怪しいと見た俺は、ミリアやカチュアに命じ、町の人間達に聞き込みさせていた。
 情報収集は大切だからな。
 コンピューターRPGだったら、村人の話を聞くのは、攻略に欠かせないし。 
 さらに、俺はある奇妙な事実に気付いた。
 吸血鬼の被害にあったと思われる行方不明者の年齢だ。
 二つのグループに分かれていた。

 十歳以下の幼女たち。
 三十代から四十代の女性達。

 の二つに、分かれていたのだ。

 十代と二十代の行方不明者は一人もいない。

 ……奇妙だ……。 

 吸血鬼が好んで血を吸う相手は、生前の趣味が大きく影響するらしい。
 男の吸血鬼なら大抵は、十代半ばから二十代前半までの乙女(処女)を好むようだが。
 しかし、生前の趣味が大きく影響するなら、幼女を好む吸血鬼や、逆に、年増の女性を好む吸血鬼がいてもオカシクはない、と思う。

 俺が吸血鬼ではと睨んでいる前・領主には、幼女愛好家の疑いがあったようなので、十歳以下の幼女たちが多数行方不明になっているのは、まだわかる。
 解せないのは、三十代から四十代の女性達も行方不明になっていることだ。
 中間である10代~20代の若い女性たちの行方不明者はいないのに。

 一人の吸血鬼が幼女趣味と年増趣味という相反する女性の趣味(好み)を持つことがありえるのだろうか?

 いや、そういったケースもあるかのもしれないが、しかし今回は――
 俺はある可能性を推測していた。
 すなわち――吸血鬼は二人いる。
 おそらくは、領主、そして領主の弟。
 ただの推測だが、しかし、ありえないことではない、気がする。
 たとえ、吸血鬼を一体倒しても、油断はしないでおこう。

 古城の正門を見つめながら、俺がそう決意していると――
 色の無い映像が視えてきた。
 過去視だ。

 三十代前半に見える美しい女性が、色白で顔色の悪い貴族風の男に――血を吸われていた。
 貴族風の男は黒マントを羽織り、髪をオールバックにした三十才前後の青年だった。
 女性の首筋には男の牙が突き立てられている。
 そこに、開いた扉から古城に誰かが入ってきた。
 太陽のように眩く輝く聖剣を手にした勇者アルスだ。
 貴族風の男――吸血鬼であろう――は、女を放す。
 女は、勇者アベルに助けを求めながら駆け寄った。
 そして…………首を刎ね飛ばされた。
 一切躊躇せず、勇者アベルが女性の首を刎ねたのだ。
 吸血鬼に血を吸われた人間は、下位吸血鬼化する可能性があるらしいとはいえ、容赦がなさすぎる。
 …………いや、床を転がった女性には牙が生えてあった。
 吸血鬼に血を吸われ、瞬時に下位吸血鬼化したか、もしくは既に下位吸血鬼化した状態で、血を吸われていたのだろう。
 勇者アベルの判断は正しかった――とはいえる。
 女性の下位吸血鬼化について、確信があっての行動かはわからないが。
 ……それに女性の生首が涙を流していたのは、いたたまれない。
 突如、吸血鬼がまるで蝋人形にように、固まった。
 ピクリとも動かない。
 勇者アベルが時空を司る女神アステナから授かったその能力で、時を止めたのだろう。
 吸血鬼に駆け寄り、その心臓部に聖剣を突き刺すアベル。
 何度も何度も。
 めった刺しだ。
 さらに、駄目押しとばかりに吸血鬼の首を刎ね飛ばす。
 時が再び動き出した瞬間、吸血鬼の身体は灰と化した。
 勝利を確信し、ニヤリと傲慢に笑う勇者アベル。
 後は、灰を太陽の下で晒せば、不死の吸血鬼を完全に消滅させられるからだ。
 灰を袋につめていた彼の背後には大理石の柱があった。
 床に映る柱の影から、吸血鬼が姿を表し――背後からアベルを襲う。
 長く鋭く尖った爪で。
 一メートルを超すまさに凶器のような爪だ。
 気配を感じたのか、アベルは咄嗟に振り向き――彼の顔に驚愕の色が浮かぶ。
 信じられないモノを見たといった感じで。
 その驚きがほんの一瞬だが、アベルの動きを鈍らせたようだ。
 回避行動が一瞬、遅れてしまった。
 吸血鬼の長い爪が、勇者アベルの右肩を深く貫いた。
 手から聖剣を落とすアベル。
 さらに、催眠や麻痺の効果を持つらしい吸血鬼の視線をモロに見てしまったせいか、勇者アベルの動作は緩慢なものになった。
 武器を失った深手の勇者アベルは、吸血鬼に捕まった。
 時を止める能力を発動してから、ディレイ(スキル再使用待機時間)の一分が経たない間に。
 そして――アベルの首筋に、吸血鬼の牙が突き立てられる。
 そのまま勇者アベルは、血を吸われ続けた。
 …………恐怖によるモノか、股間を濡らしながら。

 ここで、映像が切れた。

 あのあと、勇者アベルがどうなったかは分からない。
 血を吸い尽くされてミイラ化して死亡した可能性が……一番高いとは思う。

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