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本田圭佑 VOICE

「出した答えと今後の決意表明」後編

本田圭佑 VOICE vol.3「出した答えと今後の決意表明」後編

前編のつづき)

[ 2 ] 身体能力の向上

コロンビア戦では身体能力の差が出たと思っています。
ここでも実力という言葉だけでは終わらせることはできません。

シュート数では明らかに日本が上回っていましたが結果は1ー4という結果になったのは、身体能力(特にパワー)の差が理由だと思っています。

攻撃時に数的優位で攻めざるをえないことと、ボールロスト時にも数的優位で守ることで体力が消耗され、大事な場面で余力が残ってないのでシュート場面では決定力がなく、ピンチの場面ではひと踏ん張りできずこの様な結果になりました。
日本代表は、そういった戦いの中でも体力を消耗せずに、攻守にそれを90分間続けるということを、最大の目標にチームとして準備してきましたが、それができませんでした。

今後も同じ方向性の目標を持つことは可能ですが、同時に身体能力を高めることで、更にその目標達成の手助けになると確信しています。

身体能力を高めると言っても、それぞれポジションも特徴も違うので、それぞれのポジションに必要な身体能力というのを意識してトレーニングに取り組んでいかなければいけません。

私自身も相手に競り勝つというよりも当たられても負けない体づくりをしていこうと思っています。


[ 3 ] 強みの最大化

この意味はそのままです。
W杯で活躍するチームというのは個人個人が自身の武器を存分に発揮していて、大袈裟に言うと、それ以外は無難にこなしているようなレベルだと感じました。
私自身を含めて日本代表は、全てを全力でやろうとしていることで、自分達の弱さを消そうとすることに意識しすぎて、逆に強みを発揮できなくなり、相手に脅威を与えられてなかったように感じています。

私の強みは左足のキックだと自覚しています。
もう1度この左足をどう最大化するのか、ピッチの上で皆さんに披露していきます。

2010年のW杯では世界との差を痛感させられ悔しい思いをしました。
それから4年を経て、様々な経験をして今回のW杯へ挑みました。

それも優勝という目標だけを掲げて。

現実は甘くなく散々なものでしたが、優勝を目指したことに対して全く悔いはありません。
確かに成長すればするほど巨大な壁が現れ、自分の無力さを痛感させられます。
しかし無力さを痛感するほど、更に成長したいという気持ちがますます強くなり、次こそはという気持ちになりました。

更にW杯後に少しだけ話したように、既に新たな物差しを作り直している最中ですので、それについても今後ピッチ上で皆さんに伝えていければと思っております。

 

上に記しました、

チャレンジ
体作り
左足のキック

この3つのテーマと新たな物差しを、新シーズンでの目標として挑んでいこうと思っています。

自分自身をオランダの時以上に改革していくつもりですので、楽しみにしていてください。

 

----本田圭佑


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