トップページ社会ニュース一覧西之島 面積が噴火前の約6倍に
ニュース詳細

西之島 面積が噴火前の約6倍に
7月25日 7時32分

西之島 面積が噴火前の約6倍に
K10032755011_1407250734_1407250737.mp4

去年11月から噴火活動が続く小笠原諸島の西之島について、海上保安庁が23日に上空から撮影したところ、流れ出た溶岩によって島の面積が噴火前のおよそ6倍に広がったことがわかりました。

小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島は、去年11月に島の南東側の海底から噴火しているのが確認され、去年の暮れには流れ出た溶岩でできた陸地が元の島と陸続きになりました。
23日に海上保安庁が航空機から撮影した映像では、島の3か所の火口から噴煙が上がっているほか、このうち2つの火口からは数分に1回の間隔で赤い噴石が吹き上がるなど活発な噴火活動が続いていました。
また噴煙の高さはおよそ2000メートルと、先月までと比べて3倍ほどの高さに達し、噴石が飛ぶ範囲も火口から200メートルから300メートルと、先月までの数倍に広がっていたということです。
また島の東側の波打ち際では高温の溶岩が海水に触れて白い湯気が上がり、流れ出た溶岩によって拡大が続いていることが確認されました。
島の大きさは東西におよそ1550メートル、南北におよそ1350メートルで、面積は東京ドームのおよそ27倍にあたる1.26平方キロと、噴火活動が始まる前のおよそ6倍に広がっていました。海上保安庁の矢島広樹火山調査官は「噴火の規模が大きくなっているほか火口には赤い溶岩も見え、活発な活動が続いている。島の拡大はこれからも続くのではないか」と話しています。

[関連ニュース]
k10013275501000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ