僕は英語が嫌いでした。3ヶ月くらい前まで。
学生*1の頃、僕は通知表をもらう度に"えんとつ"や"あひる"が英語の項目のところによく並んでいたし*2、真面目に受験勉強をするといったことを経験したことがないので僕の英語の実力は恐らく平均的な中学生以下です。でした。
そんな僕が英語を楽しいと感じて、なんとかネイティブと会話できるくらいになるために勉強してきたことをちょこっと書いてみます。興味がある人はどうぞ読んで参考にしてもらえればと。
一口に「英語が出来るようになりたい」と言っても、実際には人によって何で勉強したくて、何が出来るようになりたいのか違います。例えば
- ネイティブと会話出来るようになりたい
- 日記を英語で書けるようになりたい
- 英語の歌を綺麗に歌えるようになりたい
- 技術書や小説のオリジナルを読めるようになりたい
- 翻訳したい
- 金髪*3美女を彼女にしたい(!)
- 顔立ちの良い外国人を彼氏にしたい(!)
とかとか。
僕が目指したのは「日常会話をある程度こなせて、仕事でのチャットにもすぐ受け答え出来るようになりたい」という状態でした。まぁとどのつまり、難なく英語で生活出来るようになりたい、って言っているのとそう大差ないんですけどね(聴き取れて、話せて、書けて、読めるってことなので)。今、現時点では完璧ではないですけど、まぁネイティブと会話しながらお昼ごはん食べたり、英語で仕様の説明されても辛うじて理解できるようにはなったので、とりあえず7割くらい目標達成した感じです*4。あ、英文法の達人になりたい人の参考には全くならないと思うので悪しからず。あくまでもコミュニケーションに僕は重点を置いています、勿論文法も勉強しつつね。
とまぁ、そんな感じで以下は今までにやったことです。
単語を覚えようとした
とりあえず、前に読んだことのあるブログの記事を参考にしようと思いました。
よくある「英語は単語さえ覚えればどうにかなる」を地で行こうとしました。正直すぐに飽きました。
これ何がダメだったかというと、英単語ばっかり覚えても並べ方が分からないし、まして聴いたり話したりする力は全く伸びないから、これ単体ではあまり意味ないんですよね。勿論、「英文法?そんなの常識でしょう?」という人にとってはベターな勉強方法かもしれません。
- 作者: アルク英語出版編集部,阿川イチロヲ,小石裕子
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英文法を勉強しようとする
英文法、何はともあれ文法を知らないと書けないし、読めないということで買ってみた本2冊。
- 作者: James M. Vardaman
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- 作者: 市村憲太郎
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それから@kikuchan98さんに勧められた英語で書かれた英語の文法書も買いましたが、僕のレベルではまだ正直早かったです。たぶん、今なら多少読めるはずだけど。
- 作者: Raymond Murphy,William R. Smalzer
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
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Podcast を聴く
@valvallowさんに教えてもらった広島大学の English Podcast がとてもいいかんじでした。
Podcast 聴くのにはこのアプリ使ってます。
よく、英語学習で「 Podcast いいよ」って書いてあるブログ記事とか見かけますけど、僕は正直あまりオススメしません。というか、僕と同じくらい英語できない人は英語だけの Podcast を10分聴くのも苦痛だと思うんです。意味分からないし。ただ、広島大学の Podcast はスクリプトもちゃんとあるし、短い便利表現を毎回紹介してくれる(日本語で)のでとても良いと思いました。だいたい今は古いアーカイブをほぼ毎朝聴いてます。
オーディオブックを聴く
これを参考に一冊買ってみた。
A Series of Unfortunate Events #1: The Bad Beginning
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なんだかんだで英語上級者向けだなと思ったりしました。少なくともある程度聴き取りができないとかなり辛いし、それこそ単語知らないと結構難しいです。
英語の技術書を読む
これは会社でちょっとやってたことです。結構ね、英語読まなくてもコード読んで理解できるのでオススメしません。勿論、全く知らない範囲の内容だとそれはそれで厳しいですけど。英語の技術書読んだときにつらいのが Hacker word と呼ばれるような単語が出てくることがあって、これが結構つらい。ええと、例えば Homoiconic とか。検索しても基本的に英語の Wikipedia がヒットするので英語を読まざるを得なくなるのである意味勉強になりますが、横道にそれやすいのは言うまでもないです。
英語のウェブサイト/ブログを読む
たまに Hacker News や Reddit あたりから適当に面白そうな記事を探して読んでいます。これはなかなか分量とかちょうど良くて通勤時間とかにスマホで簡単に読めるのでオススメ出来ます。あと、技術的な部分にもリーチできるのでオススメできます。勿論ものによっては英語の技術書と同じ現象が起こりますが。。。
簡単な英語の本を読む
例えば不思議の国のアリスの絵本とか、エジソンの伝記とか。結構子供向けの本は読みやすくていいですね。
The Albert Einstein Story アインシュタイン・ストーリー
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海外のドラマを観る
これは台湾の女の子に勧められたので FRIENDS を観ています。
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フレンズ I 〈ファースト・シーズン〉 セット2 [DVD]
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Language Exchange する
便利な世の中になったのを実感しつつ、こういうことをやってみています。最近僕はメル友*6が出来ました。イングランドに住んでるらしいので、時差が8時間近くあって僕が起きる頃におやすみなさいって言われるので時差を感じています。で、最近毎日メールしているので、結構英語表現書くの慣れてきました。今はふたりくらいの外国人と友達になってメールないし、チャットのやりとりをしています。
オンライン英会話を受ける
有名なとこでふたつ、 Langrich と DMM 英会話ですね。これは両方ともお試しだけやっただけです。まだちょっと実際に受けるかは悩んでいるところで、一応ふたつともお試しを受けた感想を書いておきます。
Langrich はフィリピン人を中心に講師がいるので、現地のネイティブと話したいっていう人は DMM 英会話とかの方がいいかも。けど、 Langrich はオフィスに講師がいて停電なんかにも強いらしいので、基本的にレッスン中に通話が途切れるというアクシデントはないです。逆に DMM 英会話は在宅が OK でかつ世界各国に講師がいるみたいなので、国とか地域によっては途切れやすいかもという印象です*7。その分、「アメリカ人と話したい」という希望とかは叶えやすいかも。あと Langrich は基本日本語通じないと思った方がいいんですが、日本語通じなくても実際なんとかなります。こっちが分かってないのを察すると Skype のチャットとかで英語をタイプしてくれるので、それを読めば理解できる*8ので問題ないです。あと25分って結構短いように思うかもしれませんが、長いです。長い。話せない人にとってはちょうどいい長さです。わりとオススメ。
結局何がオススメなのか(まとまらないまとめ)
まとめです。たぶん、ここ最近「こういう英語の勉強の仕方いいよ」っていうのは巷にありふれていて、僕自身結果として色んな勉強方法を試すことになりました。やっぱり自分の中で「良かった!」と思うのは、海外ドラマを観るのと、 Language Exchange かな。そして、それを補うように英文法とかの勉強をする感じ。ダメなのは Forest*9 とかでガッチガチの英語を勉強しようとする方法。飽きるし、疲れるし、面白くない。
それから、プログラミングと違って書いて実行は出来ないのが一番難しい点です。直接人と話したり、文章のやりとりをしてレスポンスを得ることで、ようやく「ああ、分かってもらえる」って実感を得られるし、そしてレスポンスを貰うたびに「そういう言い回しがあるのか」と勉強になる。これがとても良いですね。
で、なんだかんだ言いつつも大事なのは勉強方法ではなくて(!)、勉強する動機*10だと僕は思います。僕の場合は仕事の現場でチームの半分以上外国籍で英語でしかコミュニケーションが取れない人がいるし、そういう人と話してみたいという想いがあったからこうして勉強しているわけですがこれは良かったなと思っています。うん。とりあえず、英語苦手だーっていう人は、英語を楽しむことから始めたらいいんじゃないかなって思います。そうして表現の方法を増やしていくと気が付いたら少しは話せるようになっていると思います。
余談
英文法勉強するならついこの前買ったばかりだけど、この本はいいなって思いました。「一億人の英文法」
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
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オンライン英会話、普通に英会話教室に通うよりは安いし、相手も英語を話せない日本人には慣れているから安心して間違っていけるので*11、僕は良いと思ってます。全く外国人と話す機会がないという人は試してみると良いと思います。