トレーニングで気合の入った表情を見せる村田諒太=東京都新宿区の帝拳ジムで(武藤健一撮影)
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WBC世界ミドル級11位の村田諒太(28)=三迫=が9月5日、東京・代々木第二体育館でプロ第5戦目に臨むことが24日、東京都内で発表された。相手はメキシコのミドル級王者でWBC22位のアドリアン・ルナ(24)=メキシコ。当日はWBC世界フライ級王者八重樫東と同ライトフライ級王者井上尚弥(ともに大橋)の防衛戦もあり、3大ビッグマッチとなる。
村田のプロ5戦目の相手として、米大手プロモーションのトップランク社から5人の候補が挙げられた。だが、国内プロモートを担当する帝拳側が「もっと強い相手を」と拒否し、独自に調査。その結果、ルナに落ち着いた。ルナは「タイソン」の異名をとり、17勝(11KO)2敗1分で将来を期待されるホープとされている。村田は「つまずくような相手じゃない。米国合宿でいろんなことを学んだ。成長したところを見せたい」と自信のコメント。
8日に渡米し、20日に帰国。米ロサンゼルス近郊ビッグベアのサミットジムで、WBA世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の合宿に参加した。ゴロフキンはミドル級最強といわれ、29勝無敗26KO。村田はその世界的ボクサーと1ラウンド4分、計9ラウンドのスパーリングをし、直々に練習法の指導も受けた。
「ぼくの練習はまだ自己満足だった。自信、余裕、強さに、ハードトレーニングの裏付けがあるのを知った」。この日も随所に取り入れたゴロフキン直伝の練習メニューを消化。28日に再渡米し、ロスのビッグベアとラスベガスで実戦練習に入る。ルナを相手にゴロフキン効果を見せそうだ。(竹下陽二)
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