蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】大震災から奇跡的に製造再開 日本製紙石巻工場の記録本2014年7月25日 紙面から 「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」(早川書房)が発売以来増刷を重ね、10刷7万5000部の売り上げを記録した。 東日本大震災で大きな被害を受けた日本製紙石巻工場が、半年後に奇跡的に製造再開にこぎつけるまでをつづったノンフィクションだ。2011年3月11日、たまたま打ち合わせで外出していた総務課主任が即座に工場に戻り、日和山に全従業員を避難誘導した結果、一人の犠牲者も出さなかったことなど当時の様子が工場のさまざまな立場の人間の目から語られる(非番の社員、身内には犠牲者が出た)。最新のマシンを備えた世界でも先端をゆく工場が、閉鎖がうわさされる中、多くの人の思いが重なりながら再生してゆくさまが、生き生きと描かれている。 社会人野球の強豪としても知られる同工場野球部の動向や地域とのつながりなども、リアルで胸に迫る。 震災から1年後、現地の見学に訪れた早川書房の副社長が、出版用紙の約4割を担う製紙工場の再生の記録を残さなければ、と出版を実現させた。著者は、「エンジェルフライト」で開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子氏。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|