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最終更新:2014年7月25日(金) 3時23分

三鷹ストーカー殺人、被告「未来を悲観して殺害意識」

 東京・三鷹市で起きたストーカー殺人事件の裁判。3日目の24日は弁護側による被告人質問が行われました。池永被告は「彼女が別の男と交際することを想像すると殺害を意識するようになった」と犯行の動機を語りました。

 去年、東京・三鷹市で起きたストーカー殺人事件。池永チャールストーマス被告(22)は、元交際相手の女子生徒(当時18)をナイフで刺して殺害した殺人などの罪に問われています。

 裁判3日目の24日は注目の被告人質問が行われました。弁護側の質問に対して池永被告は、「交際して彼女の存在は心の大部分を占めるようになった」「別れた後は忘れるように努めたが、寝ても覚めても彼女のことを思い続けていた」と述べました。その上で事件の動機について、「彼女が別の男と交際することを想像すると、身がこがれる思いがした」「自分の未来を悲観して彼女の殺害を意識するようになった」と述べました。

 事件の3か月前からナイフを購入したり、ジムで体を鍛えるなど犯行の準備をしていたという池永被告。犯行直前の心境について葛藤があったと主張し、「彼女を殺したことはどう思うのか?」との質問には、「後悔ですね」と一言だけ答えました。

 淡々と質問に答え、時折、笑みを浮かべた池永被告。被告人質問は来週も行われ、判決は8月1日に言い渡されます。(24日17:00)

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