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ウクライナ首相が辞任表明 事件調査に遅れも
7月25日 5時23分

ウクライナ首相が辞任表明 事件調査に遅れも
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ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜された事件から1週間がたった今も真相究明に向けた調査が進まないなか、ウクライナのヤツェニューク首相が突如辞任を表明し、国際的な調査がさらに遅れることが懸念されています。

乗客乗員298人を乗せてオランダからマレーシアに向かっていたマレーシア航空の旅客機は、今月17日にウクライナ東部のドネツク州の上空で撃墜され全員が死亡しました。
墜落現場は親ロシア派の武装集団が掌握する地域のため、撃墜から1週間がたった今も国際調査団が現地入りできていません。
24日にオランダとオーストラリアの外相が、首都キエフでウクライナの外相と会談し、調査団の安全を確保するため各国から警察官を派遣することなどで一致しましたが、墜落現場の周辺では戦闘が続き、安全を確保できるのか疑問の声も出ています。
こうしたなか、ウクライナのヤツェニューク首相は24日、議会の2つの与党が議会選挙の早期の実施を目指して連立から離脱を表明したことから「政府の指導力を発揮できなくなった」として突如辞任を表明し、撃墜事件の調査委員会のトップを務めるグロイスマン副首相が首相代行に就任することになりました。
事件の真相究明に国際社会の目が注がれるさなかに首相が突如辞任を表明したことで、政治的な空白が生じ国際的な調査がさらに遅れることが懸念されています。

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