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【スポーツ】

<首都スポ>東海大浦安4強 次は望洋と兄弟対決

2014年7月24日 紙面から

流通経大柏−東海大浦安 裏側に「躍動」と記した帽子を飛ばし、力投する東海大浦安の平川=QVCマリンフィールドで(武藤健一撮影)

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◇高校野球地方大会 準々決勝 東海大浦安4−1流通経大柏

 第96回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園球場)の地方大会は23日、千葉大会準々決勝がQVCマリンフィールドなどで行われ、準優勝した2000年以来の夏の甲子園を目指す東海大浦安が4−1で流通経大柏に快勝、7年ぶりに準決勝に進んだ。東海大望洋も準々決勝を突破。東海大甲府(山梨)、東海大四(南北海道)が甲子園出場を決めており、千葉でも東海大系列校の出場を狙う。専大松戸は、3連覇を狙った木更津総合に打ち勝った。西東京では国学院久我山が15年ぶりに準決勝に進んだ。24日は埼玉で準々決勝が行われる。

 ウイニングボールは殊勲のエースのグラブに収まった。最後の打者を投飛に仕留めた東海大浦安の右腕、平川裕太投手(3年)はホッとした表情。「少し疲れていたけど、変化球も真っすぐも低めに集まったのが良かった」。流通経大柏を6安打1失点に抑えて、2連続完投。自ら3打点もたたきだした。

 この夏は4回戦の船橋戦にリリーフで初登板。満を持して前日22日の習志野戦で初先発し1失点完投。連投となったが、毎週土、日曜日にしてきた練習試合でテスト済み。球威は落ちていたものの制球に狂いはなく、わずか1四球。ボールが浮き出した8回を除けば、危なげなかった。6回2死一、三塁で右中間に2点三塁打で突き放し、1点を返された直後の8回は、右前打で取り返し、バッティングでも自分を楽にした。

 巨人・原監督の父で、5月29日に他界した東海大相模元監督の貢さんが天国から、『Tokai』の縦じまを見守っている夏。東海大甲府(山梨)に続いて、この日、東海大四(南北海道)も甲子園行きを決めた。森下倫明監督(49)は「貢先生のこともあったので、ことしはどこも気合が入っていると思います。貢先生には浦安で選手だったころ、相模に練習に行ったときに見ていただき、監督になってからもアドバイスをいただいた」と、この夏の特別な思いを語った。

 準決勝の相手は、兄弟校の東海大望洋。2000年に夏の甲子園準優勝の浦安が格上で2年前の夏は快勝しているものの、ことし7月の定期戦のダブルヘッダーは連敗した。第1試合に投げて1失点で負けた平川は「振りが強くて、バッティングがいい。中1日、しっかり調整して、今日のように丁寧に投げて抑えたい」と、東海対決での雪辱を見据えた。 (小原栄二)

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