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【プロ野球】

巨人、粘って3連敗阻止 原監督「よく守ってしのいだ」

2014年7月24日 紙面から

阪神に逆転勝ちし、鈴木とハイタッチをする巨人・原監督(佐伯友章撮影)

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◇巨人3−2阪神

 粘り勝ちだ。巨人がワンチャンスで阪神を振り切った。虎の攻勢をしのぎきると、9回には先頭の亀井が右前打で出塁。原監督は迷わず代走・鈴木を告げた。勝負手が吉と出る。鈴木は村田の3球目に二盗を決め、4球目の暴投で三塁へ。代打・矢野の初球に能見が再び暴投。勝ち越しの1点をもぎ取った。

 「いつものことでね、今年は…」と原監督。試合後は安堵(あんど)の表情を隠しきれない。貴重な1勝で、敵地・甲子園での3連敗は阻止。阪神とのゲーム差を2・5に広げたことに「よく守ってしのいだ」と胸をなで下ろした。

 球宴後、指揮官は決意をしていた。「今年は最後まで諦めずに戦う」。今季は主軸の不振が続く一方、接戦の強さや粘りがみえていた。これを今季の良さとみて、窮地でも粘るという姿勢を選手に求めていた。

 この日はまさにその展開。投手陣が阪神打線を2点にしのぎ、最後に勝負をかけた場面で指揮官が「最高の走者」と評する鈴木が自らの役割を果たした。ラストまで集中力を切らさないのが今季のスタイル。しかし、原監督はチームにさらなる鞭を入れる。

 「今年はこういう風な状態で戦うと思っています。この言葉で選手がどう発奮してくれるか」。戦い方のバリエーションを増やすことも必要と考える指揮官。25日からの中日戦(ナゴヤドーム)では打線がより一層奮起することを望んでいた。(川越亮太)

 

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