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【プロ野球】

能見、完投負け 自己ワースト5連敗

2014年7月24日 紙面から

阪神−巨人 9回表、暴投で逆転を許しうつむきながらベンチに引き揚げる能見(佐伯友章撮影)=甲子園球場で

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◇巨人3−2阪神

 巨人が逆転勝ち。打線は0−2の3回にロペスの17号ソロ、橋本の適時打で同点。9回には暴投で勝ち越した。香月が2イニング無失点で3勝目。9回は山口、マシソンで逃げ切った。阪神は4連勝でストップ。能見は3失点完投も9敗目。

 わずかな軌道のズレが悔やまれる。同点で迎えた9回2死満塁。ここまで2失点で踏ん張ってきた阪神先発・能見の117球目だった。代打・矢野に投じた初球のフォークが梅野の手前でワンバウンドし、そのまま後ろにそれ、決勝点を与えてしまった。

 「梅野に申し訳なかったね。ワンバウンドばっかりで」。鈴木の二盗を阻止できず、さらに暴投で三進を許した。山田バッテリーコーチは止められなかった梅野に代わり「能見には謝った」が、バッテリー間のミスのすべてを能見は背負い、新人をかばった。

 勝ち越されても最後まで投げきり、今季初の完投負け。5月24日、交流戦のソフトバンク戦で5勝目を挙げて以来、約2カ月勝ち星から遠ざかっている。その間、この日を含め自身7試合で連敗は自己ワーストの5。どうしても勝てない中、12日に巨人戦でバッテリーを組んだ鶴岡から相手が梅野に。前半はスライダーを決め球に、目先を変えた。それでも最後の最後は得意のフォークで勝負したが、実らなかった。

 チームの連勝は4でストップ。終盤戦へ向け、エースの立ち直りを期待した和田監督は勝ちに結び付かなかったものの、その内容を評価。「9回まで粘ってゲームはつくってくれたからね」。次回登板につながることを期待していた。 (中山隆志)

 

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