一番の脅威は民主党政権ではないか?
2012年08月20日 14時40分
藤本:そういえば自民党内にも人気者の小泉進次郎氏に頼る人たちがいたね。
上杉:消費税増税法案で党方針に反して、賛成票を投じた中川秀直元幹事長(68)や塩崎恭久元官房長官(61)らのことですね。“七人のサムライ”と持ち上げてもいいのではないでしょうか(笑い)。
藤本:情けないのは小泉氏を中心にしないと大義を示すことができなかったということ。9月の党総裁選で谷垣禎一総裁(67)の再選が既定路線になった。小泉政権下で重宝されていた中川氏や塩崎氏は、引き続き冷や飯を食わされるだけ。20人以上の推薦人を集め、総裁選に小泉氏を立てるか、いっそのこと離党して小泉新党でも作ればいい。
上杉:名前は売れているメンバーですからね。維新と連携を考えている議員とは違って、新鮮味はありますね。
藤本:だけどまあ言葉は悪いが、彼らは進次郎人気に寄生するダニみたいなものですから、過剰な期待は禁物かな(笑い)。
☆うえすぎ・たかし=1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ取材記者、フリージャーナリストを経て、社団法人自由報道協会代表。ミドルメディア「NO BORDER」代表。著書に「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」など多数。
☆ふじもと・じゅんいち=1958年、福岡県生まれ。新聞、雑誌記者を経て独立、取材執筆集団「メディアフォーラム」代表。「建設業界・談合が崩壊する日」「永田町奇譚 もしニッポンの総理が東スポを愛読してたら…」など著書多数。本紙で「永田町ワイドショー」好評連載中。
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