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上杉隆氏は“小沢傀儡政党”を称賛
2012年12月03日 10時30分

【藤本順一、上杉隆の言いたい放談】2012年12月1日掲載紙面から

 

 衆院選(4日公示、16日投開票)へ向け、離合集散のドタバタ劇が繰り広げられる中、またも小沢一郎氏(70)の剛腕が炸裂した。滋賀県の嘉田由紀子知事(62)を党首に据え、脱原発勢力を結集させた「日本未来の党」が誕生した。本紙「永田町ワイドショー」藤本順一氏、元ジャーナリストで自由報道協会理事長の上杉隆氏は、合従連衡の連続にへきえきかと思いきや“小沢傀儡(かいらい)政党”を称賛した。

 藤本:衆院選公示1週間前にまたも新党ができましたね。構図がガラリと変わって、これまでの選挙の当落予想はアテにならなくなったね。

 上杉 議員秘書の経験からでは、公示前のこのタイミングでの党名変更は、ビラやポスターの刷り直しで本当に大変です。それをやらせてしまうのは、すごい政治力です(笑い)。

 藤本:まあ良くも悪くも「生活が第一」が小沢私党だからできること。先月、原発推進だった小沢氏が脱原発の先進国・ドイツに視察に行ったことも嘉田氏を担ぎ出すための布石だったんですね。

 上杉:嘉田氏を党首にしたことで第三極に維新以外の選択肢ができたのはいいことじゃないですか。

 藤本:インテリだけど言葉が上品で嫌みがないから女性にもウケがよさそう。ボクもグラッときたね(笑い)。小沢氏の傀儡との批判もあるでしょうが、リベラル層の受け皿になることは間違いない。

 上杉:少なくとも原発、エネルギー政策についてはきちんとした政策論争ができるでしょう。3・11以降、イタリアやスイス、ドイツなど各国で原発の是非をめぐって、選挙や国民投票が行われている中、事故当事者国の日本だけが原発を争点にしない選挙では、責任逃れで恥ずかしい限りでしたから。

 藤本:未来は22年の原発廃炉を公約にしていますが、実現性については疑問視する声もある。

 上杉:それを言ったらどの党も同じでしょう。脱原発を掲げているドイツやスイスも原発が止まっているワケではありませんからね。重要なことは未来が経済効率だけでなく、生活者の安心、安全を第一に考えて脱原発に真摯に取り組もうとしていることです。

 藤本:第三極新党の乱立で一時は有権者も混乱したことでしょうが、未来の登場で少しはすっきりしたんじゃないかな。

 上杉:それでもまだ10党以上で争われる選挙戦です。少数政党が乱立した戦後初の国政選挙と似たような状況です。3・11がまさに第2の敗戦と呼んでいいかもしれませんね。

 藤本:もっと言えば、政治の敗北でもあった。被災地の現状をみるにつけ、政治の無力さを痛感します。そういえば、今回の衆院選はネットを通じた各党の論戦もにぎやかです。ニコニコ動画の党首討論が話題になりましたが、有権者に判断材料を与える機会が増えることはいいことです。

 上杉:それが自由報道協会でも各党党首に会見を呼びかけたのですが、野田佳彦首相(55)と自民党の安倍晋三総裁(58)だけが拒否してきたんですよ。安倍氏はネットが得意であれば、ネット媒体を網羅している自由報道協会の会見にこそ出てくるべきですが、情けない限りです。

 藤本:そのネットの民意が有権者の投票行動にどう影響するかは、選挙結果を見てから続きの議論をしましょう。

☆ふじもと・じゅんいち=1958年、福岡県生まれ。新聞、雑誌記者を経て独立、取材執筆集団「メディアフォーラム」代表。「建設業界・談合が崩壊する日」「永田町奇譚 もしニッポンの総理が東スポを愛読してたら…」など著書多数。本紙で「永田町ワイドショー」好評連載中。

☆うえすぎ・たかし=1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ取材記者、フリージャーナリストを経て、公益法人自由報道協会理事長。ミドルメディア「NO BORDER」代表。近著に森達也氏との共著「誰がこの国を壊すのか」など多数。

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