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安倍氏vs朝日きっかけはNHK問題
2012年10月15日 11時00分

【藤本順一、上杉隆の言いたい放談】2012年10月13日掲載紙面から

 一向に臨時国会召集のメドが立たない中、田中慶秋法相(74)が週刊誌の報じた暴力団との交際を認め、進退問題に発展。自民党の安倍晋三総裁(58)の政党支部では、政治資金でのキャバクラ支出が判明した。本紙「永田町ワイドショー」藤本順一氏は安倍氏の食にまつわる秘話を公開。元ジャーナリストで自由報道協会理事長の上杉隆氏は、安倍氏VS朝日新聞の泥仕合にあきれるばかりだ。

藤本:臨時国会の召集に向けて来週にも党首会談が開かれるようですが、赤字国債の発行を可能にする特例公債法案の成立よりも、田中慶秋法相の問責決議案の採決が先になりそうだね。

上杉:外国人献金が発覚したうえ、暴力団関係者との親密交際を週刊新潮にすっぱ抜かれては逃れようがないですね。内閣改造直後に我々が予想した問責最右翼の田中真紀子文科相(68)を出し抜くとは慶秋氏もなかなかの大物ですね(笑い)。

藤本:同じ田中姓を名乗り、顔のつくりも何となく似ているような気がしませんか。2人はひょっとしたら遠い親戚だったりして(笑い)。

上杉:それにしても、一体何のための内閣改造だったんでしょうね。閣僚候補の身体検査がいかにずさんで、官邸が機能不全に陥っていることを示していますよ。

藤本:一方で自民党の安倍総裁の政党支部がキャバクラ代を経費計上していたことを朝日新聞が報じました。一昨年の話ですから地元の秘書も安倍氏がまさか総裁に返り咲くとも思わず、気が緩んでいたんでしょうかね(笑い)。

上杉:秘書が後援会の関係者らと行くのなら自腹か後援会が領収書を切るところ。いかに事務所の管理がお粗末なのかが分かりますね。

藤本:キャバクラ嬢とのおしゃべりを政治活動と言い張るつもりはないようだから、修正したら済む話だけど、これを報じた朝日はまだ安倍氏が憎たらしいのかな。ネット上で盛り上がっていた安倍氏の3500円カレー騒動まで報じていたからね(笑い)。

上杉:安倍氏は野党第1党の総裁とはいえ、次期首相の有力候補の立場にあるので、身辺を洗いざらい調べるのは報道機関として当然のことでしょう。ただ、安倍氏と朝日に何らかの確執があるとすれば、05年のNHK番組改編問題で、安倍氏がNHKに圧力をかけたと朝日が報じたことが大きいですね。この時、安倍氏は「朝日の背後に薄汚い勢力の意図を感じる」と言い、系列のテレビ朝日も含めて敵意むき出しでしたから。

藤本:今でも朝日が安倍氏を嫌っているとすれば、それはやはり彼のタカ派的体質にあるのかもしれない。安倍氏がまた首相になりそうだから、今度は本当に憲法改正に突っ走るんじゃないかと。日中、日韓関係が緊迫する中でタカ派に勢いがある時だからこそ、なおさら危機感が募るわけです。ボクも朝日とは違って憲法改正に賛成の立場ですが、安倍氏が憲法改正の先頭に立つことには反対です。だって箸もちゃんと使えないような人に憲法を触らせるわけにはいかないでしょ。

上杉:えっ、何ですかそれ?

藤本:朝日のように3500円のカレーに目を奪われていては分からないでしょうが、つまるところ安倍氏には保守政治家が血肉とし、体現すべき日本人としての躾(しつけ)がなっていないということ。詳しくはまた次の機会で。

☆うえすぎ・たかし=1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ取材記者、フリージャーナリストを経て、公益法人自由報道協会理事長。ミドルメディア「NO BORDER」代表。著書に「新聞・テレビはなぜ平気で『ウソ』をつくのか」など多数。

☆ふじもと・じゅんいち=1958年、福岡県生まれ。新聞、雑誌記者を経て独立、取材執筆集団「メディアフォーラム」代表。「建設業界・談合が崩壊する日」「永田町奇譚 もしニッポンの総理が東スポを愛読してたら…」など著書多数。本紙で「永田町ワイドショー」好評連載中。

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