安倍氏の“病気”完治したのか
2012年09月08日 18時05分
自民党総裁選(26日投開票)がにぎやかになってきた。再選を目指す谷垣禎一総裁(67)に石原伸晃幹事長(55)、石破茂前政調会長(55)と有名どころがズラリ。なかでも、再登板を狙う安倍晋三元首相(57)は並々ならぬ意欲を持っているが、唯一の不安は難病による体調問題。党内には「すでに完治している」という声もあるが、果たして――。
次期衆院選で自民党が議席を伸ばしそうなことから、大手メディアは民主党代表選より自民党の総裁選に注目。舞台裏では、森喜朗元首相(75)や古賀誠元幹事長(72)といった長老がうごめき、それに対抗するように中堅若手が派閥色の薄い候補者探しに躍起になっている。
出身派閥の会長古賀氏に不支持を伝えられた谷垣氏は出馬できるかどうかの崖っぷち。
一方で長老に人気の高い石原氏が代わって浮上。中堅若手は国民から人気のある安倍、石破両氏に期待感を持っている。最右翼は、大阪維新の会とのパイプを持つ安倍氏だが、やはり首相時の潰瘍性大腸炎(厚労省指定特定疾患の難病)で辞任という弱点が尾を引いている。森氏はテレビ番組で「首相を辞めたのは身体の関係だ。国民にきちんと説明できているのか。国民がどう見ているかが大事だ」と疑問を抱く。
だが、若手議員は「安倍氏の体調を問題視する人はもう自民党にいない。特効薬が見つかって完治したと聞いています。再発は心配していません」と明かした。
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