本紙「永田町ワイドショー」藤本順一氏、元ジャーナリストで自由報道協会代表の上杉隆氏が、永田町を震撼させた小沢夫人の離縁状の黒幕の存在を明かした。
藤本順一 :「週刊文春」が報じた小沢夫人の離縁状については、東スポが筆跡鑑定で夫人直筆と断定しました。小沢氏からすれば踏んだり蹴ったりですね。
上杉隆:はっきり言えることは、手紙の内容は事実誤認だらけ。放射能が怖いとの理由で岩手入りしなかったことや、食事や洗濯にペットボトルの水を使っているとの記述がありましたが、小沢氏は側近議員の車を借りて、被災地を視察していますし、食事も洗濯も水道水を使っていたとのウラが取れました。離婚の件も確かに小沢氏は離婚届に判を押して、夫人に渡しているが、役所には提出されていないので成立していない。手紙の主要部分はほとんどガセなのに、大手メディアがきちんと検証もせずに後追いし、既成事実化した。これはジャーナリズムの問題ですよ。
藤本:仕掛けたのは小沢氏の元側近と引退した自民党の元幹事長でした。夫婦の不仲に乗じて、小沢夫人と次男坊につけ入り、政治的に利用した。ゲスのやることです。「週刊文春」にはおいしいネタだったかもしれないが、垂れ流しは良くない。
上杉:離縁状の背景については、大手メディアも分かっているはずなのに報じないからなおさらフェアではない。
藤本:これも「週刊文春」が報じた小沢氏の〝隠し子〟に近いところから聞いた話だけど「お父さん大丈夫かな」とかなり心配していたそうだよ。20歳を過ぎた若者、しかも一般人を相手に〝隠し子〟呼ばわりはいけない。母親が違っていても、認知されていなくても、彼にとって小沢氏は親父であり、子供であることに変わりはないからね。
(6月30日発行紙面「藤本順一・上杉隆の言いたい放談」から抜粋)
◇本物だった!小沢夫人の離縁状