自分の好きな焦点距離を見つけよう!焦点距離毎の「すごい」作例まとめ!
レンズにはそれぞれ焦点距離があります。
焦点距離の小さい(短い)レンズほど広い範囲が撮れ、
焦点距離の大きい(長い)レンズは狭い範囲を切り取るような写真が撮れます。
なんとなく広角、望遠の違いはわかるけど、28mm?なにその数字?というような方や、
一応焦点距離を使い分けているけれど、いまひとつ使いこなせていない方、
違いを理解していて、好きな焦点距離がはっきりしている方など、様々かと思います。
今回は、焦点距離毎の素晴らしいと思った写真をまとめてご紹介します!
広角から順にどうぞ!
■Fisheye 8mm以下
Fisheye(魚眼レンズ)は、最も広い範囲を写すことができるレンズです。
広大な風景をダイナミックに切り取る際には最大の効果を発揮します。
人物や動物に使うと、劇的な印象や元気な印象を与えることができます。
The Urban Shak Fin. by Karim Nafatni
Bird Man by Neil Kremer
■14mm
14mmは、魚眼レンズ以外ではほぼ最も広角な部類のレンズです。
魚眼レンズでは、直線が曲がってしまいますが、
14mmのレンズなら直線は直線として表現したまま、 広大な景色を写せます。
狭い空間を広く見せることができるので、室内撮りにもおすすめのレンズです。
Milky Way by Valter Patrial
Dubai at night by Akhter Hasan
■18mm
18mmも、「超広角」に属するレンズです。
14mmと比較すると少し範囲は狭まりますが、その分パースの付き方もマイルドになるので、
キワモノ感が減ってスマートな印象になるかもしれません。
画像で見ると14mmとの違いは見分けづらいですが、自分でファインダーを覗いてみると思いの外大きな違いがあるレンズです。
Excelsior by Hougaard Malan
KL Twin Towers by Raymond Choong
■24mm
24mmは、ウェディングの撮影や星景写真の撮影などでよく使われるレンズです。
18mmと比較するとさらにパースの付き方が穏やかになるため、人物を入れても変に伸びることが減り、 違和感が少なくなります。
単焦点で24mm F1.4などを一本持っておくと非常に役立つレンズと言えます。
24mm by Nadim Khalil
Double Rainbow Over Skogafoss by Colby Brown
■28mm
一般的に「広角」 と言われた場合、28mmを指すことが多いです。
広角の中では使いやすく、見た目にも自然な写真が撮れます。
人の視野に近い、ともよく言われるため、スナップ写真には最適であると言われます。
THE CAVES! byMarco Marotto
City Lights by Dominic Remane
■35mm
35mmは、ギリギリ「広角」に位置するレンズです。
昔のフィルムカメラでは、35mmの単焦点レンズが付けられていることも多くあります。
パースによる不自然な遠近感の強調を感じさせずに、
かつある程度広い範囲を切り取れるので、 スナップに向いている焦点距離です。
複数人の人物を画面に入れつつ、
それぞれの存在感を損なわない写真が撮れると思います。 個人的には、とても好きな焦点距離です。
Pillow Fighting in London by Hangu Ji
■50mm
50mmは、「標準レンズ」と呼ばれる焦点距離です。
とても自然な印象で対象を切り取れるので、非常に使い勝手の良い焦点距離です。
一本持っておけば、大体の場面は事足ります。 ポートレートにも、スナップにもおすすめです。
Annna Zabolotskaya by Alexey Tyurin
It’s love by Oksana Ariskina
■85mm
85mmは、「中望遠レンズ」と呼ばれるレンズになります。
「切り取る」という印象が強く出てくるのがこの85mmとなります。
85mmはパースも少なくボケも大きくなるため、ポートレートとの相性は最高です。
人物の魅力を引き出す焦点距離と言えると思います。
On the Dock by The Photo Fiend
Julia by Emily Soto
■105mm
105mmは、85mmよりもさらに望遠よりの、中望遠レンズです。
道の真中に被写体を立たせて、全身撮影をする、等の場合に好ましい絵となる印象です。
Along the Path by Ryan Brenizer
*** by Ann Nevreva
■135mm
135mmは「望遠レンズ」となります。
切り取り感の強いポートレートや、道の風景などに使用すると、 独特の印象を残すことが出来る焦点距離です。
Alesya by Natalia Duplinskaya
Freezing Road by Arl Tui
■200mm
200mmは、135mmよりもさらにフラットに被写体を切り取りたい場合や、 遠くのものを写したい場合に利用したいレンズです。
ボケが大きく出るので、人物撮影に使っても印象的な写真が撮れます。
Spring Babies by Lisa Holloway
Behold by Toby Harriman
■300mm
300mmは、超望遠の入り口といえる焦点距離です。
遠くの被写体をぐっと引き寄せた撮影ができます。
望遠の圧縮効果により、背景がとても近くにあるように見えるのが300mmです。
Ghost Ship by Niklas Panten
The steppe eagle’s portrait by Nick Miroshnikov
■500mm
500mmは、近づきにくい野生動物を撮影するのに適した超望遠レンズです。
月も大きく写るので、月を入れた撮影をするなら500mmはおすすめです。
Rutting Season by Tony Antoniou
the big one by Gianluca Schivo
■600mm
500mm以上のレンズは、その画像1枚で焦点距離を見分けるのは難しいかもしれません。
圧倒的な圧縮効果で、被写体と背景との距離を劇的に縮めます。
使い方次第では、人物撮影に使っても非常に面白い写真となります。
Personne by Sparth
■1000mm
1000mmだとこんなドラマチックな写真を撮ることが出来ます。
Fly me to the moon by Chris Peak
出典:500px
焦点距離ごとの作例写真、いかがでしたでしょうか?
この記事でご自分の好きな焦点距離が見つかったり、
今まで興味のなかった焦点距離のレンズの良さに気づいたり出来たら幸いです!
僕はこれをまとめていて全てのレンズが欲しくなりました。笑
焦点距離毎の特性を覚えて、狙った絵が撮れるようになりたいものです!
↓各焦点距離の「お買い得レンズ」のリンク載せておきますので、ご興味あればチェックしてみてください。