規制対象の外来種ウナギ大量輸入 不透明な取引横行か養殖施設から引き上げられ、日本などに輸出されるインドネシアのバイカラー種のウナギ(グリーンピース・ジャパン提供) 絶滅危惧種に指定され国際取引が規制されているヨーロッパウナギや、地元当局が輸出を禁止しているフィリピン原産の稚魚など、外来種ウナギが大量に日本に輸入されていることが財務省の統計や関係者の話で24日、分かった。 ニホンウナギの代替種として、比較的安い外来種への需要が高まっていることが背景にあり、環境保護団体からは「規制の網をかいくぐった不透明な取引が横行している可能性がある。『日本人は世界中のウナギを食べ尽くすのか』と批判される前に対策を進めるべきだ」との声が出ている。 【共同通信】
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