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自己紹介
私は京都に生まれた在日韓国人三世です。日本の幼稚園と小学校で学んだあと、京都の中高一貫の男子校で学び、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスに進学しました。
大学のゼミは経済政策・金融政策の計量分析の研究会だったのですが、周囲が日銀や外資系金融機関を目指す人が多かったため、その影響を受けて大学４年ではリーマンブラザーズやゴールドマンサックスのインターンなどを通して外資系金融業界への興味を深めました。
大学卒業後、私は金融の道を選び長年に渡って欧州系の投資銀行、米系戦略コンサルティングファーム、米系資産運用会社で勤務する機会に恵まれてきました。その後は経済成長目覚ましい香港やシンガポールに移住してプライベートエクイティ投資業務に携わっています。
なおインターネットで一部の方々から、“キムムギは日本でモテモテ対日工をしている”（このネーミングは感心して流石に笑いました。なお、実際はとっくの昔に日本を離れ海外に移住していますが、、、）として熱い視線を頂いているのですが、それは以下に紹介する大学生時代のバラエティ番組出演と、2005年の至極短期間、本職である投資業務の傍らでパートタイムで参画しておりました、市民団体でのボランティア活動が誤解の原因となっています。
最初のメディアデビュー：ここヘンの思い出〜
私は遥か昔の学生時代にここが変だよ日本人というバラエティ番組に出演していました。世界１００か国の外国人が集まる番組で日本の様々な問題を討論するのですが、1999年9月に“日本と韓国の歴史関係”スペシャルがあり、それに参加させて頂けることとなったのです。
本当は歴史認識問題とかで真剣な議論をするはずだったのですが、バラエティ番組だけあってたまたま誰かが、どっちの国の男が魅力的か、みたいな話題を持ち出しました。当時よりユーモアが好きだった私はある冗談を思いつきました。明らかにもてるタイプではない私が“私を見たらわかるだろ、我々はもてる！”みたいな冗談を言えば、今で言う“炎上商法”で盛り上がると思ったのです。
予想道理大きな笑いが起きた後、アフリカと韓国からの出演者双方から突っ込みを頂戴しました。韓国勢から頂いた“そんな馬鹿なこと、韓国人は思ってない”という突っ込みを好機ととらえ、“別に（私に文句を言っているこの人たち）韓国人はもてない、僕がもてるだけ”と畳み掛けることで、会場の爆笑を誘いました。（直前にコメントした内容を“言ってない！”とボケたのは、当然のことながらジョークです。）番組のプロデューサーの方にその冗談が気に入ってもらえ、レギュラーとして大学生活時代参加させてもらえることとなりました。
こちらにその当時のビデオがあります。http://www.youtube.com/watch?v=IP5a8QSHpFI
1999年当時、若干２１歳の大学生のバラエティ番組での御ふざけですが、今見ても見事なキャラ演出で、笑ってしまいます。
二度目のメディアデビュー〜2005年“教科書問題”参画のきっかけ
私が再度少しメディアで名前が挙がるようになったのは、2005年でした。当時私は米系投資会社の東京オフィスに勤務していたのですが、在日本大韓民国民団（“民団”）の事業の一つで在日コリアンの小学生400人を、韓国の修学旅行みたいなものに連れて行くイベントのボランティアに４日間参加していました。
その時知り合った青年会（民団の３０歳以下の人で構成される傘下団体）の会長の方が、私に彼らの活動を手伝ってほしいと声をかけて下さったのです。ちなみに大学を卒業して社会人４年目だかの26歳頃の私は、それまで民団のイベントに参加したことがほぼありませんでした。
そんな中、この団体にいる知人に誘われ、とある講演会に一度立ち寄りました。当日は日本の市民団体のＴさんという“歴史教科書問題”に熱心に取り組んでおられる方の講演会でした。
そのＴさんの講演会で初めて知ったのですが、安倍晋三さん（当時自民党幹事長）を代表とする一部の右派系の政治家が、国内外各方面から物議を醸した歴史教科書（“つくる会”で調べて頂けると、その実態がお分かり頂けると思います）を全国の学校教育に導入しようとしているというのです。これに私は大変な驚きを禁じ得ませんでした。
と申しますのも、私は幼少期よりなぜ学校使われる教科書ではアジア各国と本来長い友好の歴史を有する日本が、近隣諸国と心から和解できるように史実を教えないのか悲しく思ってきましたし、そのような葛藤を次の世代の子供に経験させたくないと思ってきたからです。
2005年“教科書問題“で記者会見をするようになった理由：韓国側の抗議方法にも相当問題がある
私がこの講演会をきっかけに、僅か半年間の週末限定ではありましたが“青年会”や日本の市民団体の活動を手伝おうと思ったのは他の大きな理由があります。私が誘われて参加してみたその会合で目にしたのは、“日本は侵略戦争の史実を反省せよ！”という、何十年繰り返されてきた“怒りのデモ行進”でした。そして活動計画として挙げられていたのが日比谷公園でのシュプレヒコールやビラ配り、署名活動だったのです。
しかしこのように歴史歪曲に興味のない日本人の皆さんまで（しかも多くの人は韓国に親近感を持ち始めてくれているのに）一緒にして抽象的に日本全体を批判するのでは、日韓友好のために多大な努力をしてこられた日韓両国の人々をも失望させることになります。歴史認識問題は日本対外国という構図ではなく、日本と国際社会が一緒になって、一部の極端な右派政治家を具体的に批判するべきだ思いました。
このような流れの中で、2005年の4月から9月にかけての半年間、日本の市民団体の皆さんにご支援を頂き、外国人特派員協会やソウルのプレスクラブ等、多くの記者会見で話す機会を頂きました。ただこの5か月間のおかげで、ネット上では私の本職が“民団のモテモテ反日スパイ“、ということになってしまっていますが、真意は文末の当時の報道資料をご覧いただければお分かり頂けるかと存じます。
2005年の教科書問題メディア活動の後の歩み
私 は、2005年9月に問題の教科書が結局採択されなかったことを確認し、約5か月間のメディアキャンペーンを終えました。それ以降は民団青年会とも一切無関係で、本業のグローバル金融の世界に戻っています。その後も米系の投資会社で勤務を続け、後に米系や英系のプライベートエクイティ投資の世界 に身を転じ、愛する東京をとっくの昔に離れ海外の様々な都市で勤務してきました。
その後のメディア活動としては、 2006年から東洋経済でエリート転職相談室というコラムを本業の合間に書かせて頂いてきました。この連載では、断片的に切り取られ、ネットで作りあげられたキャラクター像の私ではなく、私の長年のグローバル金融のキャリアで培った国際的な経験に基づいた本来の姿で、読者の皆さんに少しでも参考になる情報をお届けすることができれば幸いです。
参考資料：2005年当時のメディア報道内容
以下に当時の記事や動画をアップして下さった方がいらっしゃいましたので、リンクさせて頂きました。（当時の記事参照：http://www.mindan.org/search_view.php?mode=news&id=5162）私は一貫して、決して日本全体が右翼なのではないから日本全体を批判しないで、一部の推進している政治家が何をしているのかを具体的に批判するべき、と訴えてきました。
他にも外国人特派員クラブでの会見等がきっかけで、（当時の私の会見を報道する外国人特派員クラブの記事参照：http://www.fccj.or.jp/files/200506.pdf）（当時の私の発言内容の記事：http://www.mindan.org/search_view.php?mode=news&id=5203）2005年9月には韓国で日韓の市民団体とマスコミ、議員の方々が集まるイベントへの招待を頂き、民団の青年会として5か月間メディア向けに活動してきた内容を、発表いたしました。
ここでも“日本の本当の言論市場を分析すると、大多数の日本人は別に侵略正当化に興味などない。韓国はいつも簡単に右派政治家の策動にのせられて、日本全体を批判する愚を犯している”と一貫して伝えてきました。“感情的に怒るのではなく、どのような過去に対しアジア諸国が胸を痛めているのか、一般の日本の人々の歴史認識形成プロセスにおいて、日本の市民団体と共に協力して伝える努力が必要だ”と一貫して主張してきました。http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=239857
追伸：なお“ここ変”出演時の他の回の動画もございましたので（8分頃）http://www.youtube.com/watch?v=Hh6unW-dR2g ご参考に。他にも面白い冗談結構言ってたんだけど、、誰かyoutubeに投稿してくれないかな。。
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