「人の話の聴き方が上手い人には共通する特徴があって、それは列記するとこのようなことだと思う。」と彼は言った。
1.人の話をおもしろがって聞く。
2.なにか広がりそうなところがあると、そこを聞いてみる。
3.相手がなにを話しても、攻撃的にならず、たしなめ方が上手い。
5.自分の話をするときは、たいてい、一歩下がった位置でおもしろおかしい失敗譚が多い。
6.相手が話したがりそうなところを見つけるのが上手い。
7.話し手を全肯定する。
9.相手の話を否定しない。
etc……
これってなんなのだろうと考えると、ホスト・ホステスの話の聴き方に近い。
ひとことで言えば、話し手を主役にするのが上手い人なのだと気付いた。
上司にすごく話の聴き方が上手い人がいたことがあって、課長待遇ぐらいの人だったのだけど、バイトの女の子に話しかけるのにも、ほんとにこんな感じで、そのバイトの女の子を主役にしてしまう。それでいて、なんで話しているのか、と言うところはちゃんと用意してあって、仕事の邪魔なんじゃないかと思わせないだけの配慮もあった。手練れだった。
あからさまに話の聴き方が上手い人の特徴を思い出してみるとこんな感じ。
それを見ながら、あー、こうやって話って聞くんだ、と思った。