ロボット技術とキャラクターフィギュアをかけあわせ、“動くフィギュア”が可能になるという世界初のモーションフィギュアシステム「MF201」をスピーシーズ(東京都三鷹市)が開発した。
高さ25センチの全身骨格に搭載された20個の関節を、特殊なワイヤー駆動方式で動かす。タブレットを使って動作を指示したり、あらかじめ録音したセリフや音声を再生できる。
体の各部にモーターを内蔵する一般的なロボットと異なり、サーボモーターや制御用のCPUは足元のユニットに格納。骨格だけのスリムな形状にすることで、アニメや漫画のキャラクターを“ガワ”をかぶせて表現することが可能になっているという。関節自由度は合計20軸だが、骨格の形状や関節の数はフィギュアに合わせて任意に変更可能としている。
同社はソニーで犬型ロボット「AIBO」の開発に携わった春日知昭さんが創業した。キャラクター用フィギュアの内部として利用するなどを想定し、5〜10万円程度で来年の製品化を目指している。
27日に千葉・幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル」のグッドスマイルカンパニーブースにてデモ展示する。
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