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「複数の名簿業者に買い取り断られた」7月24日 4時05分
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ベネッセコーポレーションの顧客情報が流出した事件で、逮捕されたシステムエンジニアが「5つの名簿業者に情報の買い取りを持ちかけたが4つの業者には、『出所が分からない物は買えない』と断られた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。
情報を買った1つの業者は学習塾などおよそ50社に転売したということで、警視庁は詳しいいきさつを調べています。
ベネッセコーポレーションの通信教育サービスの顧客などの個人情報が流出した事件では、外部業者のシステムエンジニアの松崎正臣容疑者(39)が、個人情報1000万件余りを、名簿業者に売却する目的で記憶媒体にコピーしたとして不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
警視庁によりますと、松崎容疑者は東京・千代田区の名簿業者に個人情報を売り渡していましたが、その後の調べに対し、「当初、情報を5つの名簿業者に売ろうと持ちかけたが、1つの業者以外の4社には『出所が分からない情報は買えない』と断られた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。
一方で、購入した名簿業者は「盗難品などではない」とする誓約書を松崎容疑者に提出させており、ベネッセの情報とは認識していなかったとしています。
この業者は学習塾のほか、着物店や化粧品店などおよそ50社に転売していたということで、警視庁は詳しいいきさつをさらに調べています。
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