2014年7月24日12時19分
理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーが23日夜、NHK記者とみられる男らに追いかけられ、「体が痛い。精神的なショックも受けた」と訴えていることが分かった。代理人の三木秀夫弁護士が24日、報道各社に明らかにした。三木弁護士は「理研としてもNHKに対して厳重に抗議する予定」としている。
三木弁護士によると、小保方氏は23日午後8時ごろ、実験に参加している理研発生・再生科学総合研究センターから車で帰宅中、NHK取材班とみられるバイクに追いかけられ、神戸市内のホテルに逃げ込んだ。
ホテル内で、記者とカメラマンら4、5人の撮影や質問を拒否し立ち去ろうとしたが、前後を挟まれたり、トイレの前で張り込まれたりして妨害された。小保方氏は逃げようとした際に体を打つなどして、「痛い」と訴えているという。
三木弁護士は、相手にNHK大阪放送局の記者がいたと確認したという。「午後に責任者から説明を受ける。今後の対応次第では、刑事告訴も念頭においている」と話した。
NHK広報局は24日、「小保方さん本人に事実関係を確認したいことがあり、取材を試みた。抗議を受けたことを受け止め、詳しい経緯を調べるとともに、小保方氏の弁護士と会い適切に対応していく」とコメントした。
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朝日新聞社会部
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