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 中国の食品会社が使用期限の切れた鶏肉を使っていた問題は、日本の「食」を直撃した。返品された製品を再び原料に使うなど、悪質な手口も指摘される。だが、トラブルを繰り返しても、安い中国産への依存は変わらない。産地を問わず不正を防ぎ切る難しさを指摘する声もある。

 問題の食品会社は「上海福喜食品」。上海市公安局は23日、同社の責任者や品質管理の担当者ら5人の身柄を拘束した。食品監督当局とつくる合同調査チームは組織的な違法行為があったとみて調べている。

 中国国営新華社通信によると、調査チームは、使用期限を過ぎた原料でつくったナゲットや、カビの生えた牛肉を加工したステーキなど計5108箱に問題があったと認定。当局は製品約100トンを押収した。

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