レースゲームの「ゴースト」を通して10年前に死んだ父と再会した青年
最速タイムでコース上を走る車体の挙動を記録し、おもにタイムアタックにて当たり判定のないライバル車として再登場させるレースゲームの「ゴースト」。とある青年がこの機能を通して、10年前に死んだ父の操作する「ゴースト」に遭遇したとのエピソードを語りました。
これは今年5月にYouTubeで公開された「ビデオゲームはスピリチュアルな体験になりうるか?」のコメントセクションにて、ユーザー00WARTHEPAPYOOが語った物語。同ユーザーは自身が6歳のころに父親を亡くしており、父が持っていたXboxのレーシングゲーム『Rally Sports Challenge』を10年振りにプレイしたところ、セーブデータに当時の「ゴーストの記録」が残っていたと伝えています。
これは今年5月にYouTubeで公開された「ビデオゲームはスピリチュアルな体験になりうるか?」のコメントセクションにて、ユーザー00WARTHEPAPYOOが語った物語。同ユーザーは自身が6歳のころに父親を亡くしており、父が持っていたXboxのレーシングゲーム『Rally Sports Challenge』を10年振りにプレイしたところ、セーブデータに当時の「ゴーストの記録」が残っていたと伝えています。
- 僕が4歳のとき、父は頼もしきXboxを買ってきたんだ。デコボコとしててどデカい2001年のアレさ。僕はありとあらゆるゲームを父と山ほど一緒にプレイして楽しんだ、6歳のときに父が死ぬまでね。
このコンソールには10年間さわれなかったんだが、あるとき起動してみると、気がついたんだ。あの日がくるまで僕達はレーシングゲーム『Rally Sports Challenge』をやり込んでいた。そしていろいろといじくり回してみると……僕はゴーストを見つけた。文字通りね。
タイムレースがプレイされた場合、今までで最速のラップがゴーストドライバーとして記録されている?ああ、そのとおりだった。彼のゴーストはまだ今日もトラックを走っている。
- それからゴーストに勝てるようになるまで何度も何度もプレイしたんだ。1日が終わる前に、ゴーストよりも前に出てそれを追い越した。そして……。
僕はゴールライン目前で止まった。ゴーストを消すことだけはしたくなかったんだ。
《ishigenn》