三度の飯より好きってことはないけれど、手帳術本が大好物なんです。
自分流の手帳術ってある程度確立できていると思っていましたが、久しぶりに買って読んだこの本で、結構手帳の使い方を改めることになりました。
読みやすくおすすめの本なのでちょっとご紹介したいと思います。
『手帳という武器をカバンにしのばせよう』:これを読めば手帳は更におもしろくなる
ご紹介するのはこちら。
さとうめぐみさん著の『手帳という武器をカバンにしのばせよう』という本です。
ブクログ評価は3.87と比較的高め。私は迷った末、4点を付けました。
手帳の使い方の本なのですが、手帳の使い方から派生して、基本的なビジネススキルについても言及されている感じ。
そして何より実践的。具体例とともにテクニックが紹介されており、非常にイメージがしやすい。書いてあることをそのまま実践するも良し、そこからアイデアを得て自分なりにアレンジするも良し、です。
ということで、本書のなかで私が気になった、あるいは取り入れたテクニックをいくつかご紹介したいと思います。
手帳はバーチカル
この手の本において「珍しいな」と思ったのは、バーチカルタイプの手帳を推薦しているということ。
手帳術本の多くはレフト式、バーチカル式、1日1ページ式などの特徴を書き「自分のスタイルに合った手帳を選びましょう」としていることが多いのですが、本書ではバーチカルタイプ一点推し。
潔し。
私もバーチカル信者(さらに言えばバーチカルレフト信者)なので、この潔さが本書を読み進める上でひとつ大きなポイントになりました。
1日1緑(みどり)
本書では色分けルールとして、黒は通常色、赤は健康、青は仕事、緑はプライベートという分け方を推奨していて、「1日1緑」というのは1日1つ自分がウキウキするようなことをしようというもの。
色分けをすることで、ぱっと手帳を見たときに公私のバランスがわかります。
青ばっかりだと仕事ばっかりでスケジュールが埋まってしまっている、ってことですね。
なので1日に必ず1つは緑のスケジュールを入れようよ、というのが「1日1緑」。
どんなことでもいいんです。
私だったら、
これを手帳に書き込むことで、毎日ひとつ楽しみができるんですね。
「今日はこの緑を実現させる日だから、その時間まで仕事を頑張ろう!」という意識が起こり、結果メリハリが出る。
3 Good Thingsという「今日あったイイコトを3つ書く」という手法がありますが、「1日1緑」は3 Good Thingsとは違い、結果論ではなく未来論。イイコトを予めスケジューリングしてしまうのです。
なるほど、これはいいアイデア。
マンスリーページに今月やることと今月やりたいことを書く
バーチカル信者の私にとって、マンスリーページの活用は大きな課題のひとつです。
マンスリーページほとんど使えてないんだ。
本書に書かれていた手法のひとつとして、マンスリーページの余白に「今月やること」と「今月やりたいこと」を書く、というものがありました。
人生の目標や年間目標が前提で、それをブレイクダウンして「今月やること」が書かれるのがベスト。だけど、そこまで重く考えず、とにかく今月中に必須でやることと、できたらやりたいことを書きだしておくというのは良いと思いました。
書き出すことで意識が生まれ、休日もそれに向けて予定を組むことができますね。
1年間で「50」の目標を立てる
50個目標を立てる、のではなく、目標を立てるときに50という数字を使いましょう、というもの。
というのは、1年が52週なので、目標数字として50というのがキリが良いから。
確かにそうだよね。
私は年間50冊という読書目標を立てていますが、週の数はあまり意識していなかった。
手帳によっては今週が今年の第何週目かというのを書いてくれていますので、これを目安にすると目標の進捗管理がしやすい。
デスク整理、メールチェックをタスクとしてスケジュール化する
これは先日記事にした「ブログ更新のために手帳を使おう!」みたいな記事の元となったテクニック。
デスク整理やメールチェックなど、ルーチンな仕事もあえてタスクとして手帳に書き込む。
こうすることで「いつ何をするか」が明確化され、同時に「この時間にはこれはやらない」ということが明確になる。これは本当に効果がありました。
私は集中しだすとグッっと集中するのですが、集中するまでに時間がかかる。浅い集中状態だと気が反れてしまい、つい別の作業を始めてしまったりする。
このテクニックを利用することで、やらないことが明確化され、1つのことに集中して取り込めるようになりました(あるいは、なった気がしていますw)。
ブログ更新を手帳に書き込むようにしたのはこのテクニックの応用ですね。
「この日はこのネタ!」という明確化により、逆に「この日はこのネタ以外は記事起こししない」というやらないことが明確化し、書くべき記事に集中できる。
トリまとめ
他にも気になったポイント等あるのですが、キリがないのでw
とっても汚く、見づらくて恐縮ですが、本書を読んだときの私の読書メモを公開します。
この本を読んで以降、手帳がかなりびっしり埋まるようになりました。手帳の使い方に改善の余地はたくさんあったってことですね。
文字だらけでなく、イラストなどが多く使われて見やすい本です。
他の手帳術本には書かれていないようなことも結構あって、かなり楽しめました。
手帳の使い方で迷ったらチェックしてみてください!
それでは。
こっこ(@cocco00)でした!