朝起きるのが苦手だったり、疲れやすい、肩が凝るなど、一見疲労が原因とも思える体調不良症状。でも、その原因は意外にも貧血かもしれません。
そこで今回は、女性の貧血に対しての意識と、貧血かどうかを見抜く”隠れ貧血度チェック”、貧血予防のために必要な栄養素についてご紹介したいと思います。
■貧血の自覚はあるorない?
女性のカラダとココロの健康情報サイト『ルナルナ』が、サイト内にて会員 4,325名を対象に行った「貧血についての調査結果」によると、「貧血を感じることはありますか?」という質問に対して、「ある」27.0%と、「時々ある」48.8%と回答した人を合わせると75.8%もの人が、自分を貧血だと感じたことがある、という結果になりました。
女性は貧血になりやすいとされていますが、 約8割もの女性が貧血を感じたり、悩んでいることが伺えます。
■貧血症状の第1位は”めまい”や”立ちくらみ”が現れること
「貧血になると、どんな症状が現れますか?」と質問したところ、第1位は「めまい・立ちくらみ」(24.7%)、第2位は「だるい」(17.3%)、第3位は「疲れやすい」(16.9%)でした。
「いつもの貧血かな……」と甘く考えず、しっかりと対策することをおすすめします。また、病院で検査を受けてみることも大切です。
■”隠れ貧血”を見抜く9つの質問
何となく体調が優れない……とお困りのあなた。もしかしたらそれは、”隠れ貧血”かもしれません。以下の項目をまずはチェックしてみましょう!
(1)よくめまいや立ちくらみがする
(2)顔色が悪いとよく言われる(お肌がくすんで見える)
(3)疲れやすい(なんとなくだるい)
(4)ちょっとした坂道や階段で動悸や息切れがする
(5)朝になかなか起きられないことがある
(6)朝食を抜くことが多い
(7)外食やお弁当が多い
(8)インスタント食品や冷凍食品を頻繁に利用する
(9)現在ダイエット中だ
3つ以上当てはまる人は要注意、2つ以上当てはまる人は、やや貧血気味。1つも当てはまらなければ貧血の可能性は低いですが、生活スタイルや食生活の変化で、貧血症状が出る可能性もあります。
■鉄分とビタミンB・Cを摂取して貧血にサヨナラ
貧血症状を緩和するには、生活スタイルの見直しが大切です。その中でも一番大切なのは食事です。鉄分は体内で作ることができないため、食事から補給するしかありません。
成人女性の一日に必要な鉄分量は12mgと言われていますが、この量の鉄を摂るにはいわしを17匹食べなければなりません。さらに、鉄分は体内に吸収されにくい成分で、摂取した鉄の約15%程度しか吸収されないと言われています。そのため、食事の中で鉄分を上手に摂れる食材選びが大切になります。
鉄分が多く含まれる代表的な食材は、ひじきやレバー、切干大根、大豆。レバーは鉄分含有率と吸収率ともに、非常に優秀な食材です。
正常な働きをする赤血球を作るには、ビタミンBや葉酸も必要です。ビタミンCは鉄を吸収しやすい形に変えてくれますので、一緒に摂取することをおすすめします。
生理や妊娠、出産などにより、女性は貧血になりやすい条件が揃っています。貧血の症状は、すぐ改善するため重要視していない人も多いかもしれませんが、貧血は放っておくと他の病気を誘引する可能性のある病気です。
質問に当てはまる項目があった方は、ぜひ日頃の食事に気をつけてみてください。
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