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ダル提唱「先発6人制」 米メデイア無視できず 肘故障増加、関係者が賛同

夕刊フジ 7月23日(水)16時56分配信

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が提唱した「先発6人制」が改めて米メディアに取り上げられ波紋を呼んでいる。

 ヤンキースの田中将大投手(25)が右肘靱帯部分断裂で戦線を離れたことを受け、ダルビッシュは米球宴の公式会見で日本人記者団に持論を展開。「(大リーグ流の)中4日は短すぎる」などとして、肘故障の増加している大リーグの現状に警鐘を鳴らした。

 この時は米メディアの関心を呼ばなかったが、21日(日本時間22日)にニューヨーク・タイムズ紙が、改めてダルビッシュの発言を取り上げた。これをきっかけに米各メディアが一斉にこの発言を紹介している。

 同紙の中で、広島でも活躍した右腕コルビー・ルイス(レンジャーズ)は「僕は(日本の)週に1回の先発が好きだった。常に健康な状態で投げられた」とコメント。ロッテ監督も務めたボビー・バレンタイン氏もダルビッシュの意見に賛成する談話を寄せている。

 否定的な報道はなく、一気にダルビッシュは投手の健康管理に関するオピニオンリーダー的な存在となっている。

 同紙の取材に対し、ダルビッシュは、「6人制にすると、他の問題が起きる可能性があるのはわかっている。すでにこのことについては話したので、再度話すことはしない」と答えている。

最終更新:7月23日(水)20時39分

夕刊フジ

 

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