大内奏
2014年7月23日11時54分
景気回復やインターネット通販の拡大で忙しさが増す物流業界。その現場を支えるフォークリフトの機能と技が飛躍的に向上している。業界には「運転の達人」と呼ばれるドライバーも出現。運ぶ商品に繊細なものが増え、「手足のように丁寧に操れる」ことを求められる時代になっている。
達人はフォークリフト製造世界最大手、豊田自動織機の柴田和敏さん(39)。22日、愛知県高浜市の工場で操作を披露してくれた。通常は運搬用の荷物を載せる長さ1メートルの板(フォーク)を繊細に動かす高難度の技だ。
まずはマッチを擦ってろうそくに火をつけ、ケーキのカットに挑戦。マッチは長さ5センチ。これをフォークの先にくくりつけ、フォークや車体を少しずつ動かし、幅わずか17ミリのマッチ箱にマッチを当てた。折れないように調整しながら一気にフォークを上げると、マッチに火がついた。ろうそくに火を移し、続けて反対側のフォークにくくりつけたナイフでケーキをカットした。
次は習字。前後進や旋回、フォークの上げ下げを繰り返し、ときおり硯(すずり)の墨汁を筆に含ませながら「りふと No.1」と紙に書いた。曲線の多い平仮名でも難なくこなした。
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