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 2020年東京五輪で、東京都がヨット・セーリング会場となる「若洲オリンピックマリーナ」(東京都江東区)の新設計画の見直しを検討していることがわかった。軟弱地盤の対策工事などで建設費が数倍に膨らむ可能性が高まったためだ。既存施設の稲毛ヨットハーバー(千葉市美浜区)などが代替候補という。

 東京五輪組織委や都の関係者によると、五輪招致時の昨年1月の計画では、都が恒久部分に92億円をかけ、組織委が仮設部分に8億円を分担し、建設費を計100億円と見積もっていた。

 だが、昨年9月の五輪開催決定後、軟弱地盤の補強などで建設費が数倍になる試算が出た。さらに大会中に映像撮影用のヘリを飛ばす際、羽田空港を発着する航空機の運航に支障が出るおそれも新たに判明した。

 稲毛ヨットハーバーは、千葉市スポーツ振興財団が運営し、陸上部分に594艇分のヨット置き場がある。東京都中央区の選手村予定地から約25キロ離れているが、舛添要一知事は「高速道路で30分程度で行ければいい」との立場だ。高速道路や一般道の部分に選手ら関係者の移動に使う専用レーンの延長の可否などを判断材料にする。