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仏 モンサンミシェルに新たな橋7月23日 4時26分
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ユネスコの世界遺産に登録され日本人にも人気のフランスの観光地モンサンミシェルに、新たな橋が開通しました。「海に浮かぶ修道院」としての美しい景観を取り戻す取り組みとして期待を集めています。
フランス北西部にあるモンサンミシェルは、干潟の中の小島に築かれた修道院で、満潮時には完全に海に囲まれる姿から「海に浮かぶ修道院」として知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
このモンサンミシェルと陸地とを結ぶ新しい橋が22日に開通し、地元自治体の関係者や観光客が歩いて橋を渡りました。
モンサンミシェルは、135年前に建設された堤防道路で陸地と結ばれていましたが、この道路が原因で干潟に土砂が堆積し、潮の流れが妨げられるようになったため、最近では満潮時でもめったに海に囲まれる姿が見られなくなっていました。このため、フランス政府や地元自治体などは3年前から道路に代わる橋の建設を進めてきました。
新しい橋は全長760メートル、橋脚は12メートル間隔で設置され、潮の流れを妨げにくい構造になっています。
訪れた観光客は「橋と自然が調和していていいですね」とか「島の周りに海水が戻ってきたらまた見に来たいです」などと話していました。
来年9月までに堤防道路を撤去する工事も完了する予定で、関係者は満潮のたびに海に浮かぶ美しいモンサンミシェルの景観が楽しめるようになると期待しています。
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