[PR]

 ウクライナ東部でのマレーシア機撃墜事件から、22日で5日間が過ぎた。ブラックボックスが引き渡され、原因究明の動きが今後、ようやく本格化する。国連安保理も国際的な調査を求める決議を採択。欧州はロシアに対し、エネルギーなどの基幹産業に向けた制裁を科す準備に入った。

 22日未明、親ロシア派が占拠するドネツク州政府庁舎で、迷彩服姿の男たちからマレーシア国家安全保障会議幹部らに引き渡されたのは、オレンジ色の二つのブラックボックスだった。

 その所在をめぐっては、マレーシア機墜落直後から、情報が二転三転した。親ロシア派側は当初は保持を否定していたが、21日になって、保管していることを認めた。