2014年7月20日17時50分
小野寺五典防衛相は20日、防衛省が自衛隊に導入する新型輸送機MV22オスプレイの配備先を佐賀空港(佐賀県)にする方針を正式に表明した。佐賀県側に伝えたという。さらに「整備や訓練を考えた場合は一つの場所に置くことが適当」として、今後5年間で取得予定のオスプレイ17機全機を佐賀空港に配備する意向を示した。都内で記者団に語った。
小野寺氏は「佐賀空港を使わせてくれないかと17日に古川(康・佐賀県)知事に電話で伝えた」と語った。佐賀空港を選んだ理由として、①空港が海に面していること②離島防衛のために新設する水陸機動団の拠点となる長崎県佐世保市に近いこと――を挙げた。また、佐賀県内で比較的周辺の市街地化が進んでいる目達原駐屯地のヘリ部隊を佐賀空港に移すことで、地元の負担軽減をはかる考えも示した。
沖縄県・普天間飛行場にすでに配備されている、米軍オスプレイの本土訓練にも活用したい考えだ。22日には武田良太防衛副大臣が古川知事と面会し、要請をする。
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