愛知県は22日、近く市販が始まる燃料電池自動車(FCV)にかかる自動車税を免除すると発表した。およそ5年間分が対象で、免税額は最大17万4500円。トヨタ自動車が今年度中にFCVの発売を予定しており、トヨタのお膝元の愛知県も独自の購入者補助で普及を後押しする。
市販車の発売に合わせて課税免除制度を始める予定。免税の期間は新車登録をした年度の残りの月割り分と翌年度からの5年度分の合計。愛知県によると、FCVを対象にした課税免除は全国でも珍しいという。
中小企業やタクシー会社などがFCVを購入する場合、通常の車との差額の一部を補助することも決めた。補助対象は差額の25%程度になる見通し。愛知県は県庁に移動式水素ステーションの設置を予定するなど、FCVの普及に向けた取り組みを進めている。
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