鉄道
市営地下鉄3号線の延伸で横浜市、ルート検討へ調査着手
横浜市は22日、国の運輸政策審議会の答申で2015年までに開業することが適当と位置づけられた市営地下鉄3号線の延伸(あざみ野-新百合ケ丘)について、8月から延伸の事業化に向けた基礎的な調査に着手すると発表した。
市都市整備局都市交通課によると、調査期間は8月から来年3月までの約8カ月間。市営地下鉄あざみ野駅(横浜市青葉区)付近から小田急線新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)付近までを調査区間としており、延伸ルートの検討を川崎市と連携して行う。
また、空中写真により両市域の土地の利用状況を調査するほか、横浜市域ではボーリング調査も行い地質などを確認する。
地下鉄3号線の延伸をめぐっては、1日の平均利用者数が4万5千~5万3千人で、相鉄いずみ野線と同規模になると横浜市が試算。概算事業費は約1300億~1500億円で、23~31年目で黒字転換する見通しという。
林文子市長は「優先度の高い路線」として、本年度予算に検討費約3千万円を盛り込んだ。今回の調査は事業化に向けた事前作業だが、実際に着工するかどうかは未定という。
【神奈川新聞】