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 アクリフーズ(現マルハニチロ)が群馬工場(群馬県大泉町)で製造した冷凍食品に農薬マラチオンが混入された事件で、マルハニチロの伊藤滋社長が22日、同県庁を訪れ、混入が発覚した昨年暮れから停止していた群馬工場の操業を8月1日に再開させる方針を、大沢正明知事に伝えた。

 同社によると、5台だった工場内の監視カメラを172台増設するなどの再発防止策を講じ、10月末までに段階的に製造ラインを増やすとしている。工場の売り上げは昨年度の約102億円に対し、今年度は約36億円に落ち込む見通し。