大津いじめ:デヴィ夫人が謝罪、ブログ訴訟で和解
毎日新聞 2014年07月22日 20時31分(最終更新 07月23日 00時29分)
大津市立中学のいじめ問題に関連し、「ブログに顔写真を載せられて加害少年の母親と誤解された」として、スタイリストの50代女性=兵庫県宝塚市=がタレントのデヴィ夫人に1100万円の賠償などを求めた訴訟は22日、大阪高裁(山下郁夫裁判長)で和解が成立した。原告側代理人によると、デヴィ夫人が謝罪することなどを盛り込んでいる。
今年2月の1審・神戸地裁判決によると、デヴィ夫人は2012年7月、ネット上から引用した女性の顔写真を、加害少年の母親を非難する文章と共にブログに掲載した。
1審判決は名誉毀損(きそん)と判断し165万円の支払いを命じる一方、女性が求めた謝罪文の掲載は認めず、双方が控訴していた。デヴィ夫人の事務所は「コメントしない」、女性の代理人は「円満に解決した」としている。【堀江拓哉】