王将フードサービス(9936)は14日、2013年7月から14年2月までの間に、従業員に対し総額2億5500万円の未払い賃金があったと発表した。2014年4~6月期の連結決算に費用計上した。
対象はパートやアルバイトも含む全従業員約1万4000人のうち、主に店舗で働く923人。13年12月に京都下労働基準監督署の指導に基づき、社内調査をした結果、明らかになった。同社は「これまで賃金算定の単位を30分としており、実際の労働時間との間に乖離(かいり)があった」と説明。現在は「賃金算定の単位を30分から1分にした」という。
今回の未払い賃金の計上が2015年3月期通期の連結決算に与える影響は「軽微」としている。同社は31日に4~6月期の連結決算を発表する予定。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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