昭和51年夏の準決勝、相手は東海大一でした。 その春は東海で準優勝。萩原という右下手の頭脳派。 相手の東海は太田という右本格派で、34イニングス連続無失点記録を更新中でした。 初回、長打で先制されたのを、萩原投手が巧みな投球でかわす一方、静高は5回に 連続四球で太田投手の連続無失点記録を止めるとともに、同点に追いつきました。
当時のチームは全く打てず、与四死球、盗塁、犠打のピンチを満塁策。ことごとく 東海がスクイズを失敗し、18回表、ようやくスクイズで決勝点を与えての惜敗でした。
当時の東海には、横浜高の小倉コーチがベンチでアドバイスを送っており、降旗学 氏の『敵手 小説横浜高校野球部』にこの延長18回の試合の描写も数ページにわたっ て記述がありました。 この試合をみた記憶があった私は、この本を食い入るように読んだ記憶があります。
延長18回といえば、平成元年春県大会1回戦、修善寺工(当時)と大激戦の末、 4−8で敗れたことがあります。延長18回表に決勝ツーランなど4点を失った試合で した。 いずれも18回までやると負けていたのですね。
今日の試合は、明らかに研究されていました。通常であれば負け試合だったのを引き 分けたのは、初戦であったこともあり、負けずに良かったということでしょう。
むしろ、1年生を起用した方がかわせるかも、と思っていましたが、夏はこうした厳 しい試合の連続です。気迫で相手を上回りたいものです。
なお、先日の報道では、選手権大会にもタイブレーカー制度を導入する検討に入った とか。戦術的にも影響が出そうです・7
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