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「危険ドラッグ」販売で逮捕
07月22日 19時30分

「危険ドラッグ」販売で逮捕
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大麻と同じような作用がある「指定薬物」の成分を含んだ「危険ドラッグ」を販売したとして、名古屋市の雑貨店の経営者が、薬事法違反の疑いで警察に逮捕されました。調べに対し、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、名古屋市西区の雑貨店「スパイスワールド」の経営者、多和田朝彦容疑者(53)です。
警察の調べによりますと、多和田容疑者は、今年5月、法律で規制の対象となる「指定薬物」の成分を含んだ植物片約0.6グラムを、1500円で販売したとして、薬事法違反の疑いが持たれています。
店内で「ハーブ」として、販売されていた植物片の成分を東海北陸厚生局麻薬取締部が分析した結果、大麻と同じような作用がある「指定薬物」が含まれていることが分かったということです。警察と麻薬取締部は、22日午後、合同で店舗を捜索しました。この店をめぐっては、7月、脱法ハーブと呼ばれていた「危険ドラッグ」を、購入して使用した客が、近くの路上で倒れて警察に保護されたということです。
また、愛知県による調査でも今年3月までに、指定薬物を含む危険ドラッグを販売したとして、3度にわたって警告を受けています。
警察によりますと、多和田容疑者は「指定薬物の入っているものを売ったおぼえはありません」と、容疑を否認しているということです。
脱法ハーブをなどめぐっては、危険性の意識を高めようと、警察庁などが、実態を表す新しい呼び名として「危険ドラッグ」という名称を決めて、乱用防止のキャンペーンなどで使用することにしています。