[PR]

 群馬県は22日、県立公園「群馬の森」(高崎市)に立つ戦時中に動員・徴用されて死亡した朝鮮人犠牲者の追悼碑について、碑を管理する市民団体が申請していた設置期間の更新を不許可と決定し、「速やかに撤去すること」を団体側に求める通知を出した。

 設置許可の期限が1月末で切れているため、碑は法的根拠を失ったが、団体側は撤去に応じず、不服申し立てや裁判で争う方針だ。

 追悼碑は2004年、県が10年間の設置を許可し、市民団体が建立。設置期間の更新許可を申請した市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」の幹部に22日、県幹部が「許可は困難」との方針を伝えた後、大沢正明知事が不許可を決定した。