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2006年3月15日 (水)

機関けん銃であります。

GUN関連は好きなのですが、専門では無いので適当に
聞き流してください(w

実は自分はなぜか機関けん銃と縁がありました。
仕事で入間基地内の航空開発実験集団を訪れた際
どかどかと集団で機関けん銃を持った一団が部屋に
入ってきました。
殴りこみではなく、実用試験が行われていた真っ最中で
試験を終えて戻って来たのでした。
試験を取り仕切っていた1尉殿は以前から存知上げて
いた方だったので、色々とお話しすることができました。
実用試験は陸自と合同で、海自は参加しなかった
ようです。
当時の機関けん銃はまだ木製のグリップを使っており
今時木製グリップかよなどと、他の隊員からからかわれて
いたのを思い出します。

その出来事の前の話ですが、六本木時代の空幕装備部
へ仕事でお邪魔したところ(当時は一般人も平気で空幕内
を行き来していたんですねぇ)、何気なく机の上を見ると
機関けん銃の予算要求資料が置かれていました。
内容としては、PKO任務に従事する輸送機のパイロットや
ロードマスターの自衛用として調達が要求されていました。
機関けん銃を最初に調達要求したのは空自だと言われて
ますので、これが最初の調達要求だったのかもしれません。

これはその後の話だったと思うのですが、技本で色々と
ご指導を頂いた某幹部殿が機関けん銃の開発を担当
された方で、色々と面白いお話をお聞きすることができ
ました。何でも製造会社で開発を担当された方は初老の
技術者で、殆どこの方一人が携わられたとのことです。

機関けん銃は市井のガンマニアからは、余り評判が
宜しくないとのことですが、実際に射撃した方によると
これが意外なほど良く当たるそうです。
また、これはあくまでも拳銃の一種であって短機関銃
ではないことに留意すべきでしょう。
SIG P220ではイマイチ不安だから持っていくという
装備です。

価格が高いのは難点ですが、これは特別割掛費
(製造設備などの初度費用を一定の調達個数に
割掛けた費用、例えば1000万円の初度費用が製造
メーカーに掛かったとして、それを100丁に割り掛ければ
1丁あたり10万円が計上される)が償却できれば多少は
値段は下がるでしょうが、現在の調達数だと償却できない
でしょうね。実質、メーカーの持ち出しです。

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コメント

海上自衛隊が臨検用に採用した拳銃は、H&K USPでしょうか?しかし、海自が9mm機関拳銃の採用を止めた理由が気になります。

投稿: 灰色猫 | 2006年4月13日 (木) 20時21分

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