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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【スポーツ】高橋光の夏終わる 昨夏Vの前橋育英、敗退2014年7月21日 紙面から ◇高校野球地方大会 群馬3回戦 高崎健康福祉大高崎6−2前橋育英
第96回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園球場)の地方大会は20日、沖縄で決勝が行われ、沖縄尚学が6−1で糸満を破り、今夏の甲子園に一番乗り、4季連続出場を決めた。群馬では昨夏の甲子園大会優勝の前橋育英が、高崎健康福祉大高崎に2−6で敗れた。今秋ドラフト候補・高橋光成(こうな)投手(3年)の最後の夏は3回戦で終わった。東東京は5回戦が行われ、春夏連続出場を狙う関東第一が延長10回、堀越を振り切って準々決勝に進出、成立学園、帝京も勝ち進んだ。西東京は8強が出そろった。 何度も涙をぬぐってグラウンドを去る前橋育英・高橋光の腰に、仲間がそっと手を添えた。「終わってしまって悔しい。チームを勝たせられなくて申し訳ない」。声を絞り出す188センチの体が、小さく見えた。 中盤までは要所を締めたが、2点リードの7回に崩れた。2死から四死球と暴投、連打を浴びて6失点。直球の最速は147キロを計測したが、序盤から低めのフォークを見極められ、8与四死球。「力不足」と認めるしかなかった。 全国V腕として過ごした1年。「注目される中で期待に応えなきゃいけないプレッシャーはあった」と打ち明けた。1月には右手親指を骨折。だが「いろんな人に支えられていると深く思えるようになった」と、人間的には大きくなった。荒井直樹監督(49)は「おごらず、変わらずにやっていたのが一番の成長。苦しみながら、よくここまでやってくれた」とねぎらった。 プロ野球の世界が待つ。この日は11球団35人のスカウトが集結。巨人・原沢GMは「評価が変わるわけではない。素材としては上位。ぜひ生で見たかった」と話した。試合後、プロ志望を表明した高橋光は、目標の投手像を問われて「負けない投手。どんな試合でも負けない投手になりたい」と繰り返した。最後の夏の悔しさは、きっとこれからの糧になる。 (藤田昌央) PR情報
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